また進路未定者が一定割合以上でると、査定に響くのみならず、教委の指導主事から詰問されるので、浪人者が極力出ないよう安全志向の進路指導がなされやすい。

併せて経済的に保護者の理解も得やすいので、地元大分大への進路指導は、教員にとっても利がある。かくして多くの生徒が分大教育学部へと進学する。

特に顕著な実績を残した者は教育委員会に抜擢される。そのころにはかつての生徒が教員として現場に散らばっており、人的な繋がりが形成される。

かくして分大教育学部のの出身者は若手の頃から指導主事ら教委のエリートと人脈が出来る。この再生産が長らく続いている。