世界のトップ大学はすべて私立

現在、世界では、ランクの高い大学は公的な大学ではない。
アメリカのハーバード大学やスタンフォード大学も、イギリスのケンブリッジ大学やオックスフォード大学も、すべて私立だ。国立大学ではない。

イギリスの教育誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』は、毎年、世界の大学のランキングを発表しているが、そのトップテンに国立大学は一つも入っていないのである。

東京大学も京都大学も、主だった国立大学は早く民営化して、もっと寄付を集めることを考えたほうがいい。既存の有力私立大学ももちろんだ。
ハーバード大学に限らず、世界の大学の多くは寄付で成り立っていると言っても過言ではない。
アメリカの有力大学の収入のうち、授業料は1割もないところが多い。
これに対して日本の大学は収入のうち、授業料が半分以下の大学は数校しかない。
非常に高度な教育や研究をやろうと思ったら、成熟した市民社会としての寄付制度が極めて重要になる。
https://books.google.co.jp/books?id=Tm4dDgAAQBAJ