鉄緑会
最難関中学に合格した生徒を最初に待っているのは、入学式の門ではなく、入学式の門の前にいる鉄緑会のビラ配りである。

筑駒・開成・麻布・桜蔭などが対象である。中1の4月から超速度で進み、高校数学は中3に終わる。
林修が言っていた
「中学生『高校数学は中二で終わりました』、チューター『すげーな、普通中3だぜ』」
のチューターは鉄緑生と個人的に推測している。

東大現役合格を望む多くの親は子供を鉄緑にいれる。学校によってその比率は違うが、多くの鉄緑戦士(非鉄緑生が授業中にも宿題をやらなければならない鉄緑生をからかう用語)が存在する。
ただし、各学校の一番できるやつは必ずしも鉄緑生ではない。

圧倒的な進度でインプットを終わらせ、2周目に入ったりアウトプット時期を多くすることで、知識の定着・実践力の強化を図る。
宿題が多いのも特徴で、鉄緑から脱落する人も多くいる。
(ただし、脱落したからといって東大に受からないわけではない。宿題がない分、そちらの方が幸せな学校生活を送れるかもしれない。)

結果として、エリート中高一貫生の囲い込みと過酷な宿題に耐え抜いた人が在籍する鉄緑会は、

東大現役合格率80%となっている。

ちなみに、鉄緑会創設初期のメンバーには、「暗記数学」「受験技法、東大合格の極意」を執筆した灘出身東大医学部の和田秀樹氏がいるが、
和田氏は本部と対立し独立したという経緯を持つ。和田氏は、緑鐡ゼミナールを主催している。
ちなみに、鉄門→医学部、緑門→法学部の俗称である。

というわけで、
高2から入るのはやめた方がいい。

なぜなら、鉄緑会の合格の秘訣は、地頭エリートの早期教育にあり、高2から入ってもそれを生かせないからである。

ちなみに、中の人は非鉄緑生なので、内部情報ではなく、有名なことを書いたにすぎないことに注意。