アキレスと亀の話において、亀はアキレスよりも進んだ距離にいる。
アキレスが亀に追いつくためには、その間の空間の距離を走らなければならない。
しかし空間というのは理論上無限に分割ができ、アキレスは無限の地点を
経ないと亀に追いつくことかできない。
しかし実際にはすぐに追いつく。これは矛盾だ、って話だ。
無限というのは終わりが無いから無限なのであって終わらせることのできる
無限なんていうものはない。

じゃあどうすれば解決か。前提がおかしい。空間というものが実際に
存在すると仮定したから無限の地点を考えなければならなくなる。
よって空間というのは外の世界には実際に存在していないと考えればいい。
実際に存在しているのは人のイメージ、現象のみ。
こう考えると無限の地点を考えずに、アキレスが亀においついた、という
現象を人が体験した、これで矛盾は起きない。めでたしめでたし。
これで小学生でも理解できる。数式も使う必要一切無し。