ビルメンに夢見ている奴へ

俺は前の会社が潰れてビルメンになった
経験と資格を買われ運良く「系列」に入れた
俺はそこそこの給料とマターリ生活を想像していた

だが現実は三十路にして新入社員より低い給料
仕事は目視点検と球替えと糞抜きばかり
やれば出来ることでも業者に丸投げ
技術は何も必要無い取次ぎ屋
一番大事な仕事は大量の書類を作りオーナーにアピールすること

昔は蛍光灯の交換に3人行くほど人が余っていた
客の要求も所詮雑用屋ということで愛想も何も必要無し
それこそ社会不適合者や定年退職のジジイの巣だった
だが最近は人件費削減による人員不足で一日中動き回っていることなんかザラ
客からの要求も年々エスカレートしショップ店員並の笑顔と挨拶まで求められる

これがマターリか?
激務薄給で社会からは蔑視線を浴びるのが良いのか?
もう一度考えて欲しい