>>664
こちら40代半ば、地方紙の内勤でヒラのオッサン。
「働かざる者たち」に片足突っ込んでみると、あの人たちが働かないのも理由があるんだな、と分かってきた。
内勤も外勤も中途半端にやってきたオッサンは、もう外勤には居場所が無い。
かといって内勤でも、コアな仕事は内勤プロパーの連中や、出世の一段階として来ている30代のキャップとかに任されている。
結局、俺のような何者にもなれなかったオッサンは、ダイヤ通りに会社に行って、淡々と紙面に向き合うしか出来ない。

何で辞めないのかと聞かれたら、辞めても今と同じような待遇の職に就けるアテが無いから、会社にしがみつくしか無いのよ。
内勤の作業は嫌いじゃないし、新聞社に居ることで得られる有形無形の様々なメリットもある。
新聞への世論は様々あれど、地方紙勤務ってのは、田舎じゃ世間体も悪くないからな。

働かざる者たちに見えていた人も、内勤で同僚になってみると、社外の媒体で書いている人あり、家庭の事情で役職無しの内勤を選んだ人あり、
また、趣味の世界では全国的な創作家だったり、スポーツチームの熱心なサポーターとしてアウェー戦まで追い掛けたりなどと、生き方は多彩。
自分は何をやって生きていこうかと、あとは敗戦処理のサラリーマン生活に向き合っているところ。