顧客の口座から現金を不正送金してだまし取ったとして、千葉県警捜査2課などは7日、電子計算機使用詐欺などの容疑で、
元三井住友銀行新松戸出張所主任の橘高ゆかり容疑者(35)=同県松戸市幸谷=を逮捕した。

 容疑を認めているという。同課は、橘高容疑者が2009年ごろから総額約4億8000万円を不正に引き出したとみて捜査している。

 逮捕容疑は11年3月30日〜4月21日、オンライン業務端末機を使い、
顧客の口座から同容疑者が管理する口座に不正送金するなどし、計約1800万円をだまし取るなどした疑い。

 同課によると橘高容疑者は、長期間にわたり銀行に来ていない人や、
高齢者らの口座を狙って現金を詐取していた。引き出した金は外国為替証拠金取引(FX)への投資に使っていたという。