今の生活は俺が上ヶ原で夢想していた生活とは程遠い。
しかし、自分を理解してくれる美しい女性がい、子宝に恵まれ、両親にも精一杯の孝行ができ、毎月の手当があり三度の食事に窮せず、好きな音楽や読書を堪能し、嗜好品にも事足りない。
それ以上何を望むんだ?
どこかで人生と折り合わないと、いつまでもしんどいだけだぞ?俺たち二流は。