俺自身は製造業、ラインを動かす複数の機械と手作業を
同時進行で進めており更に合間を縫って次の作業の段取りや
他部署の進行状況確認、作業記録等をほぼ同時並行で行っていた。
要は常にマルチタスクな動きを強いられてると思ってくれたら構わない。
とにかく毎日の仕事が修羅場の連続だった。

日頃から仕事の密度が高い事から再三、再四に渡って
密度を下げるよう要請したものの社長は聞く耳持たず。
ラインが稼働してる時は忙し過ぎて他の事に手を回す余裕が
皆無な上に機械の整備や掃除は停止した時にしか行えない。
しかしながら、あれも毎日これも毎日やれと言われ
やる事が増えても誰も手伝わず、仮に手伝ってくれても3日坊主。
結局は俺がやるしか無くラインが止まってからの作業時間は増える一方。
更に言えば俺以外の別部署は俺ほど忙しくは無いのだが
俺が修羅場ってる最中に他部署の従業員が
携帯いじってる姿を見た時は殺意すら覚えた。

更に日頃から忙しい俺に追い討ちを掛けるかのように大急ぎ割り込みの仕事が
ほぼ毎日来るので仕事の段取りが崩れたりバタバタし過ぎで
パニックになる事が常態化。それに比例するかのように
仕事のミスや作業時間が取れなくなった事による整備の遅れが増え、
その状況に業を煮やした社長から「仕事が出来て無い」との
お叱りを受け、話の中で会社の進退を問われた事から迷わず退職を決断。

社長は予想外!と言う感じの表情を見せて散々ゴネられたけど
「退職に関しては専門家と相談している」と話した途端に
まるで嘘のように退職に応じてくれた。
専門家と言っても退職代行や弁護士でなく転職サイトの関係者だったんだけどwww