外国人1コマ4万2375円、日本人3万100円――早大非正規教員ら、
鎌田総長を給与の国籍差別(労基法違反)で刑事告発
http://www.mynewsjapan.com/reports/2100

早稲田大学では昨年、大学内外の関係者が鎌田薫総長ら理事18名全員を刑事告発・告訴し、年末に不起訴になっていた。
告発者が不服申し立てした結果、第四検察審査会は今年10月1日に「不起訴不当」の議決を出し、捜査は振り出しに戻った。
そして間髪入れず、非常勤講師ら3名が10月22日、鎌田総長と清水敏常任理事を、
労働基準法違反の疑いで刑事告発した。
同法3条は、国籍の違いなどによって賃金ほか労働条件で差別してはならないと規定しているが、
早稲田の講師給与規定では、外国人講師が月額換算で1コマ最高4万2375円であるのに対し、日本人講師は最高3万100円。
あからさまな差別待遇が明示されているのだ。
違反に対しては懲役6か月以下または30万円以下の罰金が科せられる。
野党が共同で国会に均等待遇法案を提出するなか、複数の刑事告発事件が同時進行する早稲田大の異常事態を報告する。
(早大の講師給規定および告発状は全文PDFダウンロード可)
【Digest】
◇外国人講師1コマ4万2375円 日本人3万100円の差別
◇首都圏組合が要求する1コマ月額5万円に近づく可能性?
◇三つの刑事告発・告訴が進行する異常事態
◇第一の事件 前代未聞の偽装選挙
◇第四検察審査会は「不起訴不当」の議決