0749名無しさん名無しさん
2018/11/07(水) 02:38:28.06ID:h1vw9TlB0高志の国文学館で開かれている
高岡市出身の作家・堀田善衞の生誕100年特別展の会場では、
著名な作家などが堀田について語るインタビューが上映されています。
その言葉を紹介するシリーズ、
3回目の6日は、アニメーション映画監督の宮崎駿さんです。〜
宮崎駿さん
「精神的な最初のつっかえ棒は堀田さんですね」
「『空の空なればこそ』っていう随筆集が最後なんですよ。
それだけ名前入りで僕にくれたんですよ」
「『空の空なればこそ』っていう
旧約聖書の伝道の書について
その前の本に書いていたくだりを、
僕が堀田さんにあったときに聞いたんですね、
僕不遜だから、本屋で旧訳聖書を立ち読みして
『あれ無かったんですけど』って、
あったのかもしれないけど、
堀田さんが訳してくれたから本当にわかったんですね。
で、それを言ったから『こいつはわかってないな』って、
最後にもう一回書いてくれたのが
『空の空なればこそ』っていう随筆だと思うんです。
あれは僕は、いまでもしょっちゅうそこで開いていますけど、
その、堀田さんの署名が入っているからいいんじゃなくて、
本当に最後の『君たちはどう生きるか』ですよ」
「だから僕は、堀田さんの話になると
涙目になるんですよダメなんですよ僕は、
本当に…全然流行作家にならなかった人ですけど、
でもなんか日本人も捨てたもんじゃないと
思わせてくれた人ですね、スケールにおいても」〜
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