初めはコネ採用であることで謙虚な姿勢で居たとしても
経歴を重ねる程に「自分はこんなにやって来たから」と
さもそれが自分の実力だと勘違いし始める
そして自己顕示欲から下手な思い付きや下らない演出を盛り込み
自分の色を出そうとする
挙句の果てに目的と手段が入れ替わり本末転倒な事になる

たとえ切っ掛けがコネであっても努力を惜しまない者や
向上心を持ち続ける者はこうはならないが
長く継続している無能者というのはいつでも自分に対し都合の良い言い訳をしているので
どこまでも際限なく増長し自分の力であると信じ込む
そうで無ければ「無能な自分」と向き合い続ける事になる
無能者の大半はそれに耐えられず普通は道半ばで諦める

ナツコも例に漏れず
ナツコ自身の中では自分を大物脚本家だと思い込んでいるのだろう
下手したら大物作家だと思っていても不思議ではない
そしてそういう者は仕草や発言にも大物感が表れ、それを見た関係者も最初は騙される事に
そうして負のスパイラルが生まれる

「言い方ァ!」(ギロッ
にはそれが良く顕れているね