英明の背番号10の右腕、下村健太郎
「僕の直球は勝手に動くんです。自分でもびっくりするような軌道で打ち取ることもあるんです」

力感のないフォームから投げ込まれた球は、すうっと伸びて捕手のミットに勢いよく収まったかと思えば、打者の手元でシュートしながらわずかに沈む。どちらも「直球」。

小学3年で野球を始めてから、ずっと内野手だった。高校入学してすぐの春、遊撃のポジションでノックを受けていたら、横から投げる一塁への送球を見た指導者たちからこう言われたという。
「おまえの球はシンカーのような軌道だな。投手をやってみないか」

しばらく悩んだ。「投手の練習は走り込みが多くてきつそう。内野も横っ跳びするのが楽しかったので」
それでも、何度も背中を押され、「一塁手も捕りにくそうにしていたので」と、秋に投手に転向することを決心した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/675177b6e29bb9ebcfda0fc70ed66e50e05b4d92

制球力をつけると、化けるかも。