阪神が来季の1軍打撃コーチに、水口栄二氏(53)の招へいに動いていることが27日、分かった。得点力不足解消へ、現役時代は近鉄、オリックスなどで活躍した仕事人に白羽の矢が立った。

 水口氏は松山商から早大を経てドラフト2位で近鉄に入団。高校時代は主将として86年の夏の甲子園で準優勝に導き、大学4年時も主将を務めリーグ優勝を達成。近鉄時代の01年には「2番・二塁」で15年ぶりのリーグ優勝に貢献。同年の日本シリーズでも本塁打を放つなど、持ち味の勝負強さを発揮した。