2018年のブログ記事

『アメリカと日本の高校野球、ここまで違うか・・・』より

日本でいうと、各都道府県内の近い高校同士(例えば堺市内のみの高校同士)で何か月かリーグ戦を行い、優秀だったチームは各都道府県の中で(例えば大阪府下で)トーナメントをして、終わり。
近畿大会、関東大会もなければ、もちろん甲子園大会のような全米ナンバー1を決める高校生の全国大会はありません。

それくらい、まだまだ高校生のように技術も精神も未熟な若いうちに、ナンバー1を決めることの意義を見出していないのだと思います。
逆に高校ナンバー1を決めることに重きを置いて早熟させたり、無理させたり(怪我をさせたり、燃え尽きさせたり)しているのではないかということに我々は改めて気づかされます。

全国大会がないからお遊びなのかと言えば、もちろんそのようなことはなく、指導者も選手も超アグレッシブです。
アメリカは高校以外のクラブチームの存在もありますが、このような高校野球のシステムでも、日本人がなかなか入り込めないメジャーリーグで活躍する選手を多数輩出していることを考えると、高校野球のシステムもこちらの方が理にかなっているのかなとも思います。