12日午前8時15分ごろ、東海道新幹線、京都―新大阪駅間で、乗客から
「車内に腐ったような臭いの液体が広くまかれている」と110番通報があった。

京都府警などによると、車両は緊急停車し、乗客18人が体調不良を訴えるなどして搬送された。
簡易検査の結果、液体に毒性はなかった。

その後、同署員の捜査で東京都世田谷区の女性(27)が、乗車中に車内客席で放尿したことがわかった。
取り調べによると、この女性は「雷が怖くて、お漏らししちゃいました」と供述しているという。

12日午前中の近畿地方は、大気の状態が非常に不安定だった。

JR東海によると、約1000人の乗客全員が下車して避難した。

東海道新幹線は全線で運転を見合わせ、約1時間15分後に運転を再開した。
上下線計40本が運休し、約5万人に影響した。