【第104回選手権大会における最弱スレまとめ】

奇跡は8月7日の第2試合で起きた。
愛工大名電vs星稜という一回戦屈指の好カードと思われた試合、
星稜が1回で5失点、更に2回も5失点し4回で13-0というあまりにも一方的な試合展開。
最終的なスコアは14-2。

なんと初回から2イニング連続で5失点以上は選手権大会史上初である。
更にスコアボードに松井秀喜の背番号である55が表示されるというネタと芸術性まで兼ね備える奇跡であった。

この奇跡のスコアボードを見た最弱スレ民の誰もが星稜の二度目の最弱王者を確信した。

なお、星稜は与四死球が10個もあった事や本盗を決められていた事も付け加えておく。

その後日本文理が海星を相手に0-11で敗退した為、日本文理を対抗馬とする声も出ていた。
結果のみを見れば日本文理は完封負けの11点差であり星稜を上回るのではないかと主張する者もいた。
更にこの試合が終わった時点では唯一の完封負けでもあった。
しかし星稜は2回で10点差がついていた事や与四死球が10ある事、日本文理は2回で2点差で5回でも3点差しかなかった事等が考慮され、星稜は暫定王者の地位を守る。

更に11日には鳥取商が2安打14三振の0-10で敗退した為、鳥取商を推す声も出る。
0-11の日本文理は8安打であり長打もいくつか放っていた為、試合内容は鳥取商の方が悪い。
しかし鳥取商は5回までは0点差であり、依然として星稜の暫定王者は変わらず。
また、日本文理は初戦唯一の完封負けでなくなった上に内容で上回る鳥取商が出現した為、最弱候補としての地位すら危うくなる。

そして12日第2試合(愛工大名電の2回戦)で名電が圧倒的な大差をつけて勝利しなかった上に第4試合で海星が2回戦突破を決めた為、
13日で初戦を行うチームがよほどの大敗をしなければ星稜の最弱王者は確定的であった。

13日の第2試合で帝京五vs九州学院戦が始まる。
この時点で初戦を残しているのは智弁和歌山のみであり、事実上このカードが星稜以外の最弱王者が生まれる可能性のある唯一の試合だ。
この試合では帝京五が120kmストレートを投げるエースと最弱要素満載の守備を見せつけスレ民の期待を集める。
──最後の最後で星稜を超える圧倒的な最弱王者が生まれるのではないか?
しかし4-14の10点リードで迎えた九州学院の8回裏の攻撃は0点で終わる。

星稜の最弱王者が事実上決定した瞬間であった。
https://i.imgur.com/lFmG6sh.jpg
https://i.imgur.com/286Fb1o.jpg