横浜・村田浩明監督 
(相手投手は)内角直球の制球が非常に良く、カットボールもあった。
相手の得点を終始上回れず、焦りから当てにいく打撃になった。
点差以上に押されている感覚だった。
監督の責任だと思っている。守備で粘り、最後にチャンスを作って一本というような、神奈川大会決勝を再現しないと勝てないとミーティングで言っていた。その一本が出なかった。勝負弱さが出てしまった。

このチームが勝つためには守りしかないと昨年秋からやってきた。
3年生中心にそこを理解してくれた。
本当はもっと打てるチームにしたかったが、守備を大事にしてきた。
守備はなんとかなったが、もっと打たないと勝てない。
甲子園で思い知らされた。

今の3年生は、監督が誰か分からない状況で横浜高校を選択し
伝統と歴史をつないでくれた。
正直、甲子園まで来られるチームではなかった。
玉城(陽希主将)を中心に本当に成長してくれて、ここまで来られた。
横浜高校の次の未来につながる甲子園。
3年生には本当に心から感謝したい。

来年必ず甲子園に戻ってきたい。
甲子園で勝つチームを作るという意味では、
3年生は宝物よりも大きなものをチームや学校に残してくれた。
この3年生の思いを必ず来年、未来の糧にしてやっていきたい。

https://mainichi.jp/articles/20220814/k00/00m/050/057000c