・駒澤大学高校
 昨夏は下級生中心でベスト8。その実績に相応しく、今年は四隅シードで大会に臨む事になった。
 今年の売りは何と言っても打線だ。大根田、矢崎、年田、梅澤、相生と、旧チームの主軸打者が5人も残っている。
 特に矢崎は非常に勝負強い。公式戦だけで2本のサヨナラ打を放っている他、元関東一高の市川からもホームランを放っていて、その実績は折り紙付きと言っていいだろう。
 大根田は俊足強打で投手も出来るパワー系の便利屋。また、新チームから参入した竹田、長岡、立見、菊地も打力があり、打つ方に関しては隙らしい隙が見当たらない。
 ここまで絶賛した駒大高だが、投手層が脆いのが致命的な弱点である。大根田がある程度計算できるが、技巧派左腕の橋本、右サイドの長谷川は共に球威不足。この投手力を改善できれば、西東京制覇も見えてくるのでないだろうか。
 駒大高が王者とネタにされて10年以上が経つ。そろそろ本気で本物の王者を狙いたい所だ。