早実が想像以上に弱かったのもあるが、帝京打線の振りが鋭く、今日投げたPは2,3番手と思われるが、夏も充分任せられる内容。4イニングで13点は相手守備の乱れもあったとはいえ、創価に大勝したのも納得の攻撃力。

ここ数年では一番強いし、今年は対抗馬が少ないだけに確かに復活のチャンスと言える。近年あと一歩までいった代は、正直甲子園出場していたとしても、全国のファンを失望させかねないひ弱さがあったが、今チームは大丈夫だろう。というか、昨夏と秋からの成長に驚いた。

タレント力ではやや落ちる久我山ながら、試合巧者ぶりは甲子園の強豪相手にも通用したし、得た経験値も大きい。どんな試合展開でも自分のペースに引き込めるのは監督の能力の高さで、帝京も今日のようにはいかない筈(昨秋は久我山の逆転勝ち)。

それだけに土曜日は注目の一戦になるが、惜しむらくは、第2試合がさほど見所ないので、1試合に1,000円は高校野球の春大にしては高いことか。

今夏の東東京は関東一と帝京の2強の図式になりそうで、それぞれ第一、第二シードを取ってもらいたいところ。