大阪桐蔭・松尾、2試合連続HR 京都国際の友人たちに届ける優勝
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfd00b081f877d3f009ef72afe86006776112175

決勝の三回、松尾選手が振り抜いた打球は、左翼席へ飛び込む2点本塁打となった。前日に続いて2試合連続の本塁打だ。
松尾選手を鍛えたのは、中学時代に所属した京都府京田辺市の硬式野球チーム。そこでしのぎを削ったのが、京都国際の岩内琉貴也(るきや)選手(3年)だ。

別の中学だったが、グラウンドを離れても互いの家を行き来する仲だった。松尾選手は選抜出場が決まる前に帰省した際、「また(試合を)やりたいな」と言葉を交わしたという。
京都国際にはほかにも、辻井心(じん)主将(3年)や森下瑠大(りゅうだい)選手(3年)ら、京都府選抜の仲間もいる。
の京都国際が、新型コロナの集団感染で開幕予定前日に出場辞退になった。

大阪桐蔭の選手は寮にスマートフォンなどを持ち込めないが、松尾選手の母・美和さん(43)には、京都国際の選手の母親たちから、逆に励ましのメッセージが次々と届いた。
「頑張れー 琉貴也、桐蔭の試合だけ、テレビにかぶりついて観てる」
「瑠大もTVの前から応援してはった 元気も、やる気ももらったと思うわ」「私も桐蔭の試合楽しみにしてる!」

美和さんは「汐恩もみんなのためにも日本一にならないと、と思っていたようです」と話した。

2回戦の相手だった広島商も、コロナ感染で辞退した。
大阪桐蔭の西谷浩一監督が「野球をやらせてもらうことが当たり前じゃない」と話した大会。
松尾選手は試合後の記者会見で「試合ができていることに感謝しています」と、表情を崩すことなく話した。



京都国際の選手は近江応援してなくて草