<鳴門・森脇稔監督>
・初回に冨田がうまく抑えてくれて波に乗れた。逃げずにどんどん内角へ投げていった結果だ。相手の川原投手に早いカウントから手を出していけなかったのは、実戦不足が影響していたと思う。

・不運なタイムリーで先制された。相手にうまくすくわれたが、あの辺りが大阪桐蔭の粘りなのかな。あとは八回の失策で冨田に負担をかけてしまった。五回の円陣では「試合展開はこっちのペース。早いカウントから手を出していこう、1イニング3球でもいいから振っていけ、終盤にワンチャンスがきたらそこで集中して得点しよう」と話していた。

・下位打線がつなげて冨田が適時打を放ち、チームに勢いが出て良かったと思う。本来ならよくやったと言うところだが、攻撃面はもう少しできたかなと思う。あとは失策。打てない試合もあるのだから、失策しないことが大事になってくる。

・長打は打たれながら、冨田を中心に守り切れたというところはあった。よく辛抱したゲームだったと思います。ただ、相手の川原投手は非常にテンポが良く、カットボールも低めに来て、なかなか打ちにくかった。「早いカウントから手を出しなさい」と言ったが、なかなかそれができなかった。7回に後ろにつなぐ攻撃ができたけど、もう少し早い回でああいう攻撃ができていれば…。甲子園でプレーできたことを糧に、反省を踏まえて、夏に帰ってこられるようにしたい。

・思い通りに練習試合ができない中、投打とも力を出してくれた。