享栄が逆転負け、エース藤本投手の力投実らず 秋季東海高校野球

最速139キロの直球にスライダーなど4種の変化球を操る左腕。秋の県大会では5試合に登板し、計39イニングでわずか4失点。絶対的エースとしてチームを東海大会に導いた。

 だが、秋の県大会前から感じていた腰の痛みが東海大会直前に悪化した。藤本投手は「試合中は痛みはなかったけど、腰をかばおうとして内角の球がうまく決まらずに中に入ってしまった」。それでも、「甲子園出場というみんなの夢や思いを背負っていたので、腰が砕けても最後まで投げるつもりだった」。

 県大会6試合で43得点の強力打線も、この日はつながらず、一回の2点のみ。援護を待ち、9安打を浴びながらも3失点、139球の粘投は実らなかった。





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