■常連校 佐賀商 熊本工 日章学園 長崎日大

記者A 九州大会常連校も虎視眈々と選抜を狙っている。

記者E 佐賀商(佐賀1位)は夏の甲子園で好投した東明館の今村をしっかり倒して出てきた。 

     本山と陣内の継投で相手の攻撃を抑え、打線は試合後半に多くの得点を重ねる対応力の高さが目立つ。

記者B 夏の甲子園に出場した熊本工(熊本2位)はエース右腕・松波の状態が気掛かりだ。

     初戦から4試合で防御率1.88と好投していたが、準決勝は右手指のマメの影響で2回5失点。決勝では登板を回避した。

     九州学院、東海大星翔に打ち勝った強打があるだけに、九州大会で勝ち上がるには松波の復活が必須条件だろう。

記者D 日章学園(宮崎2位)は夏の主力打者が多く残る延岡学園に7回コールドで圧勝。先発した左腕・村上は強力打線を無失点に抑えた。

記者C 古川と村上の投手リレーが基本のチームだけど、延岡学園にはあえて村上を先発でぶつけて大勝したね。

記者D その村上を4番手に登板させた決勝の小林秀峰戦の投手起用には疑問が残る。村上に何かアクシデントがあったのかな。

     熊本工と日章学園は投手が万全の状態なら、1位校に負けない総合力があると思ってるんだけど。

記者A 長崎日大(長崎2位)も海星打線を2点に封じる投手力を持っている。

     左腕の川副は3回戦の長崎北戦で5回参考ながらノーヒットノーラン。エース右腕の種村は準々決勝で8回1安打無失点。

記者C 投手が崩れた試合は準決勝の諫早農戦のみか。投手力だけなら今大会でも上位に入るかもしれないね。