0079名無しさん@実況は実況板で
2021/03/21(日) 17:31:44.78ID:0FEb+31J昨年のドラフトで西武に指名された仲三河は栃木市出身で、強豪・小山ボーイズから大阪桐蔭に引っ張られ、「ついにここまで手が伸びてきたか」と関東の強豪校は震えあがった。地元の常連校に内定した中学3年生が、後になって大阪桐蔭に進路を変更するケースも頻出しているそうだ。たとえ「後出し」でも「全国制覇」をしたい有望中学生の憧れになっているため、こういうことが起こるのだ。
■野球留学ルールを作るべき
これまでの野球留学は「甲子園に行きたい」という大都市圏の中学生が地方の強豪校に流れるケースが多く、東京などの関東の中学生が、馴染みにくいといわれる関西の高校へ進学するケースはまれだった。大阪桐蔭だけは別格ということだ。
関戸を引き抜かれた明徳義塾は18人中16人が県外出身なのは相変わらずとはいえ、そろそろ規制のルールを作る時期がきているのではないか。
横浜で部長を務めている頃は、私が中学生を発掘、勧誘していた。「横浜だって全国から集めていただろう」と指摘されるかもしれないが、実は「学校名が『横浜』だから、地元の選手6、7割。県外出身者は3、4割まで」という渡辺監督の考えと「県を代表して出場する甲子園に、他県の出身者ばかりで出ても学校の宣伝にはならない」という学校側の方針があり、厳守していたのだ。
私学には経営がある。入学者やベンチ入りメンバーの人数を制限するのではなく、「県外出身者はスタメン4人まで」など試合に出る人数を制限するのはどうか。
センバツ出場校でも直前にできるワンポイント講座がある。走者が一塁か二塁にいる時、捕手がはじいたワンバウンドの球が、打者の足に当たって止まることがある。これでは走者は進塁できない。打者の足に当たらなければ、3メートルは転がっていく。これなら走者は先の塁へ進塁できる。打者はワンバウンドだと思ったら、見逃すだけでなく、すぐに捕手を確認。はじいた球に当たらないよう、しっかりよけることだ。甲子園に出場するようなチームでも、打者が突っ立っていることが多い。知らないともったいない。試合前に確認して欲しい。
(小倉清一郎/元横浜高校野球部部長)