東海大相模監督「導かれた」大阪桐蔭との対戦に驚き



東海大相模(神奈川)は11年から、夏の地方大会直前に大阪に乗り込み、大阪桐蔭と本番前最後の練習試合を行ってきた。門馬敬治監督(50)と相手の西谷監督とは同学年。お互いに勝利を目指す姿勢を尊重する間柄だ。11年に西谷監督からの申し入れで練習試合が組まれ、阪神藤浪が投げるなど、両校は切磋琢磨(せっさたくま)して高め合ってきた。

これまで公式戦での対戦はなかった。特別な大会で初の顔合わせとなり、門馬監督は驚きを隠せない。「31校分の1で大阪桐蔭とは。何か運命的なものを感じます。導かれた1試合。相模の伝統の新しい1ページになる試合にしたい」。

今年も5日に大阪で練習試合を予定も「この状況では無理と判断しました」と中止にしていた。甲子園での対戦に門馬監督は「最高の場所で最高の時間を戦いたい」と言った。「大阪桐蔭は高校野球界をリードする一番の学校。我々の目指している部分。その学校を相手に、選手には甲子園の土、風、においを感じながら戦ってもらいたい」。