俺が予想の時重視する点は、投手の与四死球数、失策数、犠打数、盗塁数。これを接戦に強いか弱いかの一つのバロメーターにしている。
要はいかに無駄な点を与えず、いかに少ない安打でも点を取れるかということ。もちろんある程度、投打に力量があることが前提だが、
投打の力量が甲乙つけがたい時は、この項目は結構モノを言うと思う。犠打は昨今少なくなってきているが、やはりここぞという場面では重要。
特にタイブレークが導入されてから、改めて重要だと感じる。昨夏の星稜×智弁和歌山戦などは、いかにバントが重要かが認識させられる典型的な試合だった。
盗塁数は、単に盗塁する、しないの話ではなく、走力があるか否か。要はシングル2本で1点取れるか、極論だがシングル4本打たないと1点取れないかという所。
俺は得点力は打力+走力だと思う。一昨年の夏、高知商×慶応戦の慶応の初回の攻撃で、慶応は5本のヒットを打ちながら、二度の本塁憤死で2点しか取れなかった。
この不効率な攻めが祟って、慶応は負けてしまったのだが、これは高知商の外野手の肩が良かったわけでも、暴走でもない。単純に慶応の二塁ランナーのリードが二、三歩足らなかったのだ。
こういうことが出来ていないと、やはり甲子園で勝ち上がるのは厳しいと思う。その観点も踏まえつつ、予想をしたいと思う。


上記の点だけではないが、俺はやはり中京が本命と見る。神宮大会に優勝したので、逆に不利になったという声もるが、
それを差し引いても個人的には十分可能性があると思う。
まずは守備力。実は昨秋の神宮大会の決勝を生観戦したが、守備の固さが異常でした。特にグラブ捌きが。
極端に言えばグラブに磁石がついてて、鉄の入ったボールがグラブに吸い付くみたいな感じがした。特に中山が目立ってたが、
三塁手の村上や、一塁の吉田も上手かった。打った瞬間、打球の詰まり具合やコースを見て、間違いなく内野安打になると思った打球も難なく処理してた。
健大は内野安打を4〜5本損してた。あとデータ見ると、走力がある。投手の高槁以外最低6盗塁してるし、二桁盗塁してる選手が5人いる。
この走力も結構モノを言うかなと。あと犠打も決める所は決めてるしね。県大会の名電戦や神宮の明徳戦も、ここぞという所でスクイズを決めていた。
最近の中京は安打数の割に点が入らない、不効率な攻めをしてたイメージがあったが、ここに来てちょっと戦術を変えてきた気がする。
あと控え投手の畔柳が復帰したのも好材料ですね。また戦力以外の要素としては、選抜の優勝回数、勝利数をライバル東邦に抜かれたというのも大きなモチベーションになるだろう。
中京としては66年に春夏連覇して以来ずっと追われる立場でしたが、54年ぶりに追う立場になった。こういう点もプラス要素になると思う。
中京は神宮で優勝した時も、全く狂喜乱舞せず、まるで県大会の1回戦を勝った時のように淡々と整列してた。
こういう所に、神宮はあくまで通過点としか考えておらず、ガチで四冠を狙っている強い意識と感じた。
確かにここ17年間神宮大会の覇者は選抜で優勝してないが、逆の視点から見れば、17年間優勝してないからこそ、そろそろ優勝するのでは、という見方も出来ると思う。
よって中京を本命とするが、対抗は後程綴る。

俺のコテハンは中京本命だが、誤解のないように言っておくが、俺は中京オタでも愛知県民でもない。
たまたま神宮の予想で中京を推してて、
その成り行きから王者のカキコ氏につけてもらった。なので、贔屓目は特にないとつけ加えておく。