>>291
座談会 神宮と神社について(中央公論社)
湯川秀樹(東京生まれ、京都大学名誉教授、物理学者)
上田正昭(兵庫生まれ、京都大学教授、歴史学者)

上田「奈良には百済系が多いようです」
湯川「新羅系はどうですか」
上田「新羅系もありますが、むしろ少ないのではないでしょうか。しかし百済は近江にも多いでしょう」
湯川「そうですね」
上田「漢氏と秦氏とは、その性格や役割が相対的に違いますね」
湯川「もういっぺん愚問をさしていただきますが、漢と秦とはどちらも朝鮮系ですか……」
上田「朝鮮ですが、秦は新羅系なんです」
湯川「秦氏が新羅系で、漢氏が……」
上田「ええ、漢氏というのが百済系なんです。ですから聖徳太子の仏教はどちらかというと新羅系仏教なんです。
   それで蘇我氏の仏教は漢氏ですから、百済系仏教の方が強い。そういう意味で、太秦の広隆寺の秦氏の方は新羅仏教との関係が強いですよ」
湯川「新羅様式ですか」
上田「同じ朝鮮から来る仏教でも、新羅仏教と百済仏教というのは違うわけでしょうね」
湯川「日本でいう関東と関西というような違いでしょうかね。つまり朝鮮では東側に新羅、西側に百済と分かれていた。
   わたしが朝鮮の人から聞いた話では、朝鮮でも北の方が強いそうですね。日本では関西が弱くてね。
   東から北へ行くほど強いんです。わたしたちの住んでいるこのへんが一番弱いんですね(笑)」
上田「南船北馬じゃないですか。つまり狩猟的文化と海洋的文化といいましょうかね。
   日本でも、西日本は船の文化で、東は馬の文化」
湯川「日本の西の方は瀬戸内海がありますから、地中海を小型にしたようなものでして、そこで開ける文化は、広い意味で国際性を持ったものになりやすい。
   北へ行くほど閉鎖的というと悪いけど、自己充足的になる。従って団結心も強い。寒い方のかたが体格が大きいこともそれに加わって、ますます強いことになる」


http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/kodomo/zencyo/__icsFiles/afieldfile/2009/12/17/1287864_5.pdf
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/kodomo/zencyo/__icsFiles/afieldfile/2009/12/17/1287864_6.pdf
平成21年度 全国体力、運動能力調査(中2男子、公立学校)
        身長 体重 体力合計点 生徒数 参加率
全国集計(47) 159.76cm 48.88s 41.36点 453,843人 89.4%
北海東北(07) 160.86cm 50.63kg 41.31点 54,407人
関東地方(07) 159.87cm 48.86kg 41.93点 122,376人
北陸地方(04) 160.57cm 49.43kg 43.72点 22,715人
中部地方(06) 159.45cm 48.36kg 41.47点 70,306人
近畿地方(06) 159.59cm 48.39kg 39.77点 71,434人
中国地方(05) 159.11cm 48.27kg 41.71点 31,748人
四国地方(04) 159.43cm 49.11kg 40.55点 16,792人
九州沖縄(08) 159.25cm 48.55kg 40.83点 64,065人