ガラプーのくだらない史上最強論に付き合っちまったが、実はこれは意味がない。
作新時代の江川を見たことのない奴が、史上最高の投手は松坂だ桑田だと語っても相手にされないし
甲子園での記録だけを見れば森尾のほうが江川よりも上という観方もできる。
生きた時代も違う塚原卜伝、宮本武蔵、柳生連也斎を較べて最強剣豪論を語っても答えは出ない。

要は、
「自分が見た中においては」、「秋の時点での横の比較では」という注釈を付けて、
「ガラプー観戦史上では今年の星稜打線が最強」とでも言えば、おおそうかそうかで終わったのだ。

ただ、縦の比較でなく横の比較で言えば、北信越史上最高の投手は間違いなく前側だった。

北信越
福井商8−0七尾工
福井商5−0金沢桜丘
福井商7−0星稜

神宮
福井商3−0天理
福井商3−0札幌商

5試合連続完封を含む60イニング連続無失点。
アンダーハンドから投げる浮き上がるシュートボールは難攻不落。
ドカベンの里中と似ているということで付いたあだ名は「小さな大投手」。
ガラプーが大好きな福井県にはとてつもない投手がいたことを知っておくといい。