高校野球史上最速となる163キロを出した大船渡(岩手)の佐々木が大きな注目を浴びた今夏、
もう一人の逸材は4季連続で甲子園のマウンドに立つ。星稜の右腕、奥川だ。

 選抜は2回戦で敗退したが「春よりも全体的に上積みはできた」。24回を投げ奪三振は40。
今夏、153キロを計測した直球だけでなくフォーク、スライダーも一級品だ。厳しいマークをどうはね返していくか。

 場数を踏んでいるのは、奥川だけではない。選抜4強の明石商・中森も最速149キロの本格派だ。
投手層に厚みが出た今夏は21回余りしか投げていない。強打の花咲徳栄(はなさきとくはる)との初戦に、いい状態で臨めそうだ。

 抜群のチェンジアップを持つ近江の左腕林は直球にも磨きをかけ、今夏は26回無失点。
昨夏の準々決勝では金足農(秋田)にサヨナラ2ランスクイズを決められた。「あの試合があったから成長できた」とさらに力をつけた。
屈指の攻撃力を誇る東海大相模との対決は大きな見せ場だ。
https://www.asahi.com/articles/ASM83777NM83PTQP01D.html
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