今春選抜大会で対戦相手のサイン盗みを主張して異例の抗議を行い、
学校から指導禁止処分を受けた星稜・林和成監督(43)が5日から指導に復帰した。
練習前に金沢市内の同校グラウンドで会見した同監督は「今回、私の取った言動で多くの方にご迷惑をかけたことをお詫び申し上げたい。
2カ月間、学校から時間を頂き、今回の出来事以外にも教員生活20年を振り返って、反省する日々でした」と頭を下げた。
 
林監督は3月28日の選抜大会2回戦・習志野(千葉)戦後の会見で二塁走者がサイン盗みを行っていたと主張。相手控え室へ乗り込み、直接抗議した。
学校は同大会での言動とともに、帰郷後に許可なく週刊誌の取材を受け、大会期間中に掲載されたことを問題視。
調査委員会の設置を経て、4月15日に山下智将部長(37)とともに懲戒処分とすることを発表した。
監督は試合結果に関係なく、春季北信越大会が終了する6月4日までの部の指導禁止処分とし、不在の間は山下部長が監督として指揮を執っていた。

学校によると、処分期間中に鍋谷正二校長が林監督と複数回にわたって面談。
一連の言動に対する深い反省が見られたことが判断できたため、北信越大会が終了した4日午後に復帰の許可を与えた。
5日午前に校長から日本高野連、県高野連、習志野高などにお詫びと復帰の報告を入れ、昼休みには部員に直接、復帰することを伝えた。

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/06/05/kiji/20190605s00001002246000c.html
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