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ベスト4二校は、優勝校に敗れたチームと準優勝校に敗れたチームの2校。
優勝校に敗れたチームを「優勝校対戦チーム」、準優勝校に敗れたチームを
「準優勝校対戦チームと」と呼ぶことにします。

1982年から今年までの内、「朝日基準」の6回分を除く31回の選考での勝敗を
調べると、優勝校対戦チームの22勝、準優勝校対戦チームの9勝となっています。

この大きな差は優劣判定の物差しによるものです。

「優勝校に8点差負けの三重高校」と「優勝校に7点差負けの準優勝校に2点差
負けの四日市工」という形で比較されると、準決2点差負けの四日市工業が準決
8点差負け(コールドゲーム)の三重高校に選考争いで敗れるということになります。

82年から10年連続、優勝校対戦チームの勝ちとなっています。しかし最近3年は準
優勝校の3連勝となっています。古い方から、

「優勝校に2点差の三重高校」が「優勝校に1点差負けの準優勝校に1点差負けの
海星」に敗れ、
「優勝校に7点差負け(8回コールド)の三重高校」が「優勝校に4点差の準優勝校に
1点差の中京大中京」に敗れ、今年の選考では、
「優勝校に3点差負けの中京院中京」が「優勝校に1点差の準優勝校に1点差の三
重」に敗れています。

準優勝校に対しては何れも1点差です。準優勝校対戦チーム9勝の内、準決1点差
負けが6回もあります。優勝校との得点差が並んだ場合は準優勝校チームの勝ち
となります。

来年の選考では「優勝校に1点差の中京院中京」と「優勝校に8点差負けの準優勝
校に11点差の中京大中京」の比較となり優勝校対戦チームの勝ちとなります。

中京院中京は津田学園と入れ替わり、東海地区2位となり選抜出場、神宮枠の行方
が未だ分かりませんが、津田学園が補欠1位校、中京大中京が補欠2位校となります。
ベスト8の比較対象チーム岐阜第一がコールド負け。ベスト4とベスト8との順位の入
れ替えは通常ですとありません。

82年基準は順位の入れ替えルールも明確、ベスト4同士、ベスト8同士の優劣判定ルー
ルも明確。来年の選考を待つまでもなく必要な順位は全て自動確定します。裁量の余
地があるのは補欠2位校についてのみ。

東海地区に限定して朝日新聞を長年購読し、高校野球ファンであり、かつ東海地区の
選考基準に関心を持っている人はさほど多くないかも。