早実じじいの長く苦しい夏はまだ始まったばかりである。
そして、敵対視する三高が甲子園に行ったらその苦しさは倍になる。
今は怒りで煮え滾っており、穏やかではないだろう。
冷静に振り返ろうとしているが、その胸中やいかに。