160: ソロモン? 05/20(日)00:25 ID:AWvphMlY(1/2) AAS
2018.5.19(土) 岩手県大会1回戦 一関球場(122-97.5) スピードガンなし

大船渡
001 000 001-2 H9 E0
110 001 00*-3 H7 E3
盛岡中央
(大)佐々木朗−熊谷
(中)高橋(8.0)、古舘(1)−湊

大船渡・佐々木朗希(他に同姓がいるが面倒なんで以下「佐々木」で)
1年生の昨夏に147km/hを記録
秋は登板なくチームは盛岡中央に敗退
今春の地区大会で149km/hを計測
はぐれメタルなみに出現率の低いレアモンスター、この試合も負けたので
次の公式戦は夏まで待つしかない

この試合の最速が152km/hだったと記事に出ているが
それは事実で間違いないだろう
球場をあっちこっちしていた日刊スポーツの記者がどのガンの数字をもってきたかは知らんが
先週に藤崎台で横浜の2年生左腕及川が計測した150km/hより早かったといわざるを得ない

背番号20で1番打者としてスタメン
189cmの大型右腕は見事に美しく理にかなった投球フォームからえげつないストレートを連発
試合前のブルペン投球の時点でもう破格の存在がハッキリしていた
藤平?安楽?藤浪?釜田?・・・・・速球派の高校時代全盛期と頭で比較してみても負けていない
負けていないどころか、ストレートだけなら優っているといっても過言ではないだろう、うん

細かい注文は当然ある
球種は(計画的にそうなのか)少ないし、フォームの間や配球とか
もっとこうすれば奪三振率が跳ね上るのにとか感じることはあるが
このフォームとストレートのバランスを垣間見れば誰もが連想するはずだ
「大谷に続くのではないか」と

試合は盛岡中央の気合が尋常ではなく、我武者羅にストレートに食らいつき
ほぼ唯一の変化球であるのんびりスライダーを弾き返して序盤2点を先制
エース左腕石澤まで出番はなかったが、先発の背番号17の左腕高橋が好投し結局逃げ切り

完投した大船渡・佐々木は初回
盛岡中央の5番狩野(右打)の左腕にストレートをまともに当てて死球、狩野は悶絶していたが
次の6番長崎(右打)の初球にお構いなしの内角ストレートをぶち込み腰を引かせて何食わぬ顔
要求した捕手熊谷も熊谷だが、腕の振りを緩めることなく放り込んでくる肝のすえ方が違う
走者を得点圏において、自ら外野の先輩3人に前に出るよう指示を出すなどなかなかである
決して生意気な雰囲気もなく、所作は礼儀正しいが、自分の投球に対する自信は既に高いかな

打者としては、四球、四球、死球、左安打、左安打
盗塁を2つ成功させ、3回は2塁から右安打で本塁へ大きなスライドで駆けて生還
トップスピードにのるまで歩数(時間)が掛かるものの、単純な走力あり
いまはまだスラッガーの部類にあらずも、右打席からときおり鋭い打球を飛ばしていた

兎にも角にも、投手佐々木のストレートに度肝を抜かれたっす
なお、大船渡の現部員は約60名位で今回のベンチ入りは佐々木以外全員3年生
今後甲子園の舞台に出てくる可能性は非常に低いかもだが
高校全日本メンバーに選出されても全然違和感ないだけの突出した実力があると申せましょう