999ソロモン?2018/05/13(日) 16:17:06.48

2018.5.12(土) 熊本RKK招待試合 藤崎台(121.9-99.1) 気まぐれなガンあります

文徳 040 001 000-5 H8 E0
横浜 000 000 000-0 H1 E2
(文)岩田(6)、松本(1)、桑田(1)、津川(1)−宮川
(横)黒須(1.2)、及川(6.1)、松本(1)−山口、小島

スピードガンには個性がある
藤崎台のガンは常に表示されるわけではなく、その気になったときに表示される
しかも127や147などの数字が得意でやたらと出現率が高い
130以下は辛いが、一定以上は甘くなるクセがあるというのが電気機械工学部の説である

横浜及川(2年)は2回二死満塁、打者は文徳の4番萩尾という場面で登場
投球練習初球で143を計測し、萩尾への初球もたしか147を計測
2球目の147を引っ張られ三塁線を抜けるかという打球をサード山崎が好捕して切り抜ける
3回先頭の文徳5番陶山に対しては
145(ストライク)、145(ボール)、146(ファール)と追い込んで146ストレートで見逃し三振
ウッヒョーである
若干ガンが甘い気もしないでもなかけんど、球威もスピード感も抜群でため息しかでねぇ

噂の150キロは6回
先頭の文徳村島が一二塁間への打球で及川と一塁手明沢との連携ミス(記録失策)で出塁
犠牲バント、犠牲バントで二死3塁で打者は1番右打者の三谷
得点圏に走者を背負ってカウント2-1から全力投球、内角低めだったか150キロが表示された
そこまでの140後半よりベース上の勢いが優っていたから「何キロだ?」と
スコアボードに急いで目をやったら出ちゃったよ150
うん、これは確かに速かった、すげー、ビビったッすよ
ただ3-1から次のストレートを弾き返されてタイムリーを被弾したのは多くを語りますまい
7回以降はチェンジアップかな、右打者の外に逃げ沈む変化球で文徳の追随を断ち切った

横浜の先発は188cmの長身右腕黒須(2年)で最速134を計測
小さくあっちこっち動くクセ球を散らして翻弄していく流れを作る前に文徳の好球必打に捉まる
豪打を誇る文徳打線の対応力というか、強振せずに軽打軽打でクセ球を見極めつつ攻略
横浜は9回、最速138を計測した1年生?左腕松本が登板し、文徳を三者凡退に抑える
この松本も行く行くは関東地区を代表する左腕に成長していくのだろう

文徳の先発は背番号10のサイドハンド岩田(2年)
先の九州大会では創成館に手痛い洗礼を受けたが、秀岳館を翻弄した実力は健在
右打者に対してはプレートの右端から、左打者に対してはプレートの左端から緩急自在の投球
最速121なれどタイミングと角度の神髄を追求して6回を明沢の中安打1本のみに抑える好投
小柄な左横手松本、大型の左上手森田、右本格派風の背番号1津川と細かく継投して完封
文徳お見事

横浜は熊本中央ボーイズ出身の1年生津田を1番にたてるなど粋な布陣だったが
錦を飾るには至らず、途中から長南、河原木、角田、斉藤、内海、遠藤と
背番号一桁の選手を出してきたが戦況を変えるには至らずおいおいの1安打のみ

なんにせよ、川端や田浦など全国クラスの左腕を観てきた藤崎台スタンドのどよめきが
及川のストレートがいかに規格外であったかを証明した試合だった