古巣横浜に物申す   小倉清一郎
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/229919/1
現チームは「2度目」の屈辱だ。昨秋の県大会準々決勝でも鎌倉学園に8―15で八回コールド負け。
私は30年近い指導者人生で1度しか記憶にないが、最近は頻繁に起きている。
全国を見渡しても、大阪桐蔭にストップをかけられる能力を秘めるのは横浜だ。それなのにコールド負けだ。
連投となった板川が木更津総合戦で1回持たずにKO。平田監督の「夏に向けて板川がどれだけ連投できるかテストしたかった。
思ったより悪かった」というコメントを新聞で見たが、「連投」のテストは練習試合で十分。

190センチ、88キロの大型スラッガー・万波中正(3年)は、1年夏に横浜スタジアムのバックスクリーン直撃弾を放ち一躍注目された。
しかし、打撃面で悩み、今はスタメンからも外れるほどだ。

スカウティングを担当する金子雅部長の功績で、私や渡辺元智前監督が指導していた頃よりタレントは豊富。
しかし、2年連続で出場中の夏の甲子園では、2回戦、1回戦で敗退と勝てていない。選手の能力は高いのに何かが足りない。