桐生第一高校(群馬県桐生市小曽根町)は
硬式野球部のいずれも30代の男性部長と男性コーチが部員に体罰を加えたり
指導者として不適切な発言をしたりしたと明らかにした。
同校は部長を解任。コーチの処分については、保護者会への報告を経て判断するという。

同校によると、体罰があったのは6月17日。
部長が部員2人のあごをつかんだり、ユニフォームの肩や胸をつかんで引っ張ったりした。
コーチも、時期は特定できていないが、複数の部員に対し
「今後試合に出場させない」などと発言したという。

今月上旬に同校関係者から指摘があり、18日に1、2年生の全部員に対し
アンケート調査や面談による聞き取り調査を行った。
部長とコーチはいずれも同校の教員という。

味戸克之校長は再発防止策として
「部内のコミュニケーションや指導方法の見直しなど
組織体制の強化に向けた対策を推進する」とコメントした。

同校硬式野球部は甲子園に春夏通算14回出場しており1999年夏に優勝。
シード校として出場した今夏の県大会2回戦で敗退した。