星稜・奥川「消える魔球」 根尾直伝フォークで11K
https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201811110000091.html

 奥川の「消える魔球」に広陵打線のバットが次々と空を切った。「追い込んでからは狙っていました」。
立ち上がりの2者連続から始まって、7回で11奪三振。直球はこの日最速149キロを計測し、3安打完封で
7回コールド勝ち。中国大会王者を封じ込めた。

 バッテリーの狙い通り、広陵打線を「おばけフォーク」でほんろうした。広陵・中井哲之監督(56)を
「フォークが消える。今のチームであんな投手を見たことないし、現段階ではお手上げです」と脱帽させた。

 今夏のU18アジア選手権で高校日本代表に選ばれており、根尾とは同部屋だった。
「組み立て方や変化球の握りを教わりました」。夏の甲子園では2回戦で済美に敗れたが、
全国の頂点を目指し、根尾の技術に加えて意識の高さやストイックな部分も吸収してきた。
女房役の山瀬も「すごい投手を見て素直になった。U18の後は投球練習の時も、自分で
すぐに聞いてくるようになった」と成長を感じ取る。