【2018球春】第90回記念選抜高等学校野球大会【夢への挑戦】part4
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【新伝説】 ★紫紺の大旗を掴み取れ!★ 【誕生へ】
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◆第90回記念選抜高等学校野球大会
■日程 : 平成30年3月23日(金)から4月4日(水)までの13日間(準々決勝翌日の休養日を含む) ※雨天順延
■会場 : 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)
◎組み合わせ抽選会:3月16日(金)午前9時〜 ※毎日新聞大阪本社オーバルホール
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■■■〔出場36校〕■■■
【北海道】・駒大苫小牧
【東_北】・花巻東(岩手) ・由利工(秋田/21枠) ・日大山形(山形) ・聖光学院(福島)
【関_東】・明秀日立(茨城) ・國學院栃木(栃木) ・中央学院(千葉) ・東海大相模(神奈川) ・慶応高(神奈川)
【東_京】・日大三
【東_海】・静岡高(静岡) ・東邦高(愛知) ・三重高(三重)
【北信越】・富山商(富山) ・日本航空石川(石川) ・星稜高(石川)
【近_畿】・近江高(滋賀) ・彦根東(滋賀) ・膳所高(滋賀/21枠) ・乙訓高(京都) ・大阪桐蔭(大阪) ・智辯学園(奈良) ・智辯和歌山(和歌山)
【中_国】・おかやま山陽(岡山) ・瀬戸内(広島) ・下関国際(山口)
【四_国】・英明高(香川) ・松山聖陵(愛媛) ・明徳義塾 (高知) ・高知高(高知)
【九_州】・東筑高(福岡) ・伊万里(佐賀/21枠) ・創成館(長崎) ・富島高(宮崎) ・延岡学園(宮崎)
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☆高校野球 − 毎日新聞 特設サイト
https://mainichi.jp/koshien/
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前スレ
【第90回センバツ】(前年覇者・大阪桐蔭)vs.(神宮王者・明徳義塾)【記念大会】part3
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/hsb/1519301001/
VIPQ2_EXTDAT: none:default:1000:512:----: EXT was configured ■≪第37回選抜高等学校野球大会≫(昭和40年)
(優勝)岡山東商 (準優勝)市和歌山商
(4強)徳島商 ・ 高松商 (8強)静 岡 ・ 東農大二 ・ 苫小牧東 ・ PL学園 ■≪第38回選抜高等学校野球大会≫(昭和41年)
(優勝)中京商 (準優勝)土 佐
(4強)宇部商 ・ 育 英 (8強)米子東 ・ 平 安 ・ 金 沢 ・ 小 倉 ■≪第39回選抜高等学校野球大会≫(昭和42年)
(優勝)津久見 (準優勝)高 知
(4強)報徳学園 ・ 甲府商 (8強)岐阜商 ・ 熊本工 ・ 新居浜商 ・ 市和歌山商 ■≪第40回記念選抜高等学校野球大会≫(昭和43年)
(優勝)大宮工 (準優勝)尾道商
(4強)箕 島 ・ 倉敷工 (8強)平 安 ・ 名古屋電工 ・ 広 陵 ・ 銚子商 ■≪第41回選抜高等学校野球大会≫(昭和44年)
(優勝)三 重 (準優勝)堀 越
(4強)浪 商 ・ 博多工 (8強)尼崎西 ・ 三田学園 ・ 広島商 ・ 岐阜商 ■≪第42回選抜高等学校野球大会≫(昭和45年)
(優勝)箕 島 (準優勝)北 陽
(4強)広 陵 ・ 鳴 門 (8強)三 重 ・ 岐阜短大付 ・ 千葉商 ・ 三田学園 ■≪第43回選抜高等学校野球大会≫(昭和46年)
(優勝)日大三 (準優勝)大 鉄
(4強)坂出商 ・ 木更津中央 (8強)深谷商 ・ 福島商 ・ 近大附 ・ 東 邦 ■≪第44回選抜高等学校野球大会≫(昭和47年)
(優勝)日大櫻丘 (準優勝)日大三
(4強)東 北 ・ 銚子商 (8強)高知商 ・ 諫 早 ・ 倉敷工 ・ 市神港 ■≪第45回記念選抜高等学校野球大会≫(昭和48年)
(優勝)横 浜 (準優勝)広島商
(4強)鳴門工 ・ 作新学院 (8強)東 邦 ・ 日大一 ・ 天 理 ・ 今治西 ■≪第46回選抜高等学校野球大会≫(昭和49年)
(優勝)報徳学園 (準優勝)池 田
(4強)平 安 ・ 和歌山工 (8強)銚子商 ・ 倉敷工 ・ 大分商 ・ 高 知 ■≪第47回選抜高等学校野球大会≫(昭和50年)
(優勝)高 知 (準優勝)東海大相模
(4強)報徳学園 ・ 堀 越 (8強)福井商 ・ 豊見城 ・ 静岡商 ・ 掛川西 ■≪第48回選抜高等学校野球大会≫(昭和51年)
(優勝)崇 徳 (準優勝)小 山
(4強)日田林工 ・ 東洋大姫路 (8強)福 井 ・ 土 佐 ・ 北 陽 ・ 智辯学園 ■≪第49回選抜高等学校野球大会≫(昭和52年)
(優勝)箕 島 (準優勝)中 村
(4強)智辯学園 ・ 岡山南 (8強)県岐阜商 ・ 天 理 ・ 早稲田実 ・ 丸亀商 ■≪第50回記念選抜高等学校野球大会≫(昭和53年)
(優勝)浜松商 (準優勝)福井商
(4強)桐 生 ・ 箕 島 (8強)東 北 ・ 南陽工 ・ 郡 山 ・ PL学園 ■≪第51回選抜高等学校野球大会≫(昭和54年)
(優勝)箕 島 (準優勝)浪 商
(4強)PL学園 ・ 東洋大姫路 (8強)倉吉北 ・ 川之江 ・ 尼崎北 ・ 池 田 ■≪第52回選抜高等学校野球大会≫(昭和55年)
(優勝)高知商 (準優勝)帝 京
(4強)広 陵 ・ 丸亀商 (8強)尼崎北 ・ 秋田商 ・ 諫 早 ・ 東 北 ■≪第53回選抜高等学校野球大会≫(昭和56年)
(優勝)PL学園 (準優勝)印 旛
(4強)倉吉北 ・ 上 宮 (8強)日立工 ・ 秋田経大附 ・ 高松商 ・ 御坊商工 ■≪第54回選抜高等学校野球大会≫(昭和57年)
(優勝)PL学園 (準優勝)二松學舍大附
(4強)横浜商 ・ 中 京 (8強)箕 島 ・ 郡 山 ・ 早稲田実 ・ 尾道商 ■≪第55回記念選抜高等学校野球大会≫(昭和58年)
(優勝)池 田 (準優勝)横浜商
(4強)明 徳 ・ 東海大一 (8強)大 社 ・ 駒大岩見沢 ・ 佐世保工 ・ 享 栄 ■≪第56回選抜高等学校野球大会≫(昭和59年)
(優勝)岩 倉 (準優勝)PL学園
(4強)大船渡 ・ 都 城 (8強)取手二 ・ 拓大紅陵 ・ 明徳義塾 ・ 愛工大名電 ■≪第57回選抜高等学校野球大会≫(昭和60年)
(優勝)伊野商 (準優勝)帝 京
(4強)PL学園 ・ 池 田 (8強)西 条 ・ 報徳学園 ・ 天 理 ・ 東 北 ■≪第58回選抜高等学校野球大会≫(昭和61年)
(優勝)池 田 (準優勝)宇都宮南
(4強)岡山南 ・ 新 湊 (8強)尾道商 ・ 広島工 ・ 上 宮 ・ 京都西 ■≪第59回選抜高等学校野球大会≫(昭和62年)
(優勝)PL学園 (準優勝)関東第一
(4強)東海大甲府 ・ 池 田 (8強)帝 京 ・ 八戸工大一 ・ 熊本工 ・ 甲府工 ■≪第60回記念選抜高等学校野球大会≫(昭和63年)
(優勝)宇和島東 (準優勝)東 邦
(4強)桐蔭学園 ・ 宇都宮学園 (8強)宇部商 ・ 津久見 ・ 東海大甲府 ・ 上 宮 ■≪第61回選抜高等学校野球大会≫(平成元年)
(優勝)東 邦 (準優勝)上 宮
(4強)京都西 ・ 横浜商 (8強)近大附 ・ 仙台育英 ・ 広島工 ・ 龍 谷 ■≪第62回選抜高等学校野球大会≫(平成2年)
(優勝)近大附 (準優勝)新 田
(4強)東海大甲府 ・ 北 陽 (8強)金 沢 ・ 高松商 ・ 鹿児島実 ・ 三 重 ■≪第63回選抜高等学校野球大会≫(平成3年)
(優勝)広 陵 (準優勝)松商学園
(4強)市 川 ・ 国士舘 (8強)鹿児島実 ・ 大阪桐蔭 ・ 桐生第一 ・ 坂出商 ■≪第64回選抜高等学校野球大会≫(平成4年)
(優勝)帝 京 (準優勝)東海大相模
(4強)浦和学院 ・ 天 理 (8強)三 重 ・ PL学園 ・ 育 英 ・ 星 稜 ■≪第65回記念選抜高等学校野球大会≫(平成5年)
(優勝)上 宮 (準優勝)大宮東
(4強)駒大岩見沢 ・ 国士舘 (8強)東筑紫学園 ・ 長崎日大 ・ 八幡商 ・ 鹿児島商工 ■≪第66回選抜高等学校野球大会≫(平成6年)
(優勝)智辯和歌山 (準優勝)常総学院
(4強)PL学園 ・ 桑名西 (8強)宇和島東 ・ 姫路工 ・ 神戸弘陵 ・ 小倉東 ■≪第67回選抜高等学校野球大会≫(平成7年)
(優勝)観音寺中央 (準優勝)銚子商
(4強)関 西 ・ 今治西 (8強)星 稜 ・ 前橋工 ・ 日南学園 ・ 神港学園 ■≪第68回選抜高等学校野球大会≫(平成8年)
(優勝)鹿児島実 (準優勝)智辯和歌山
(4強)岡山城東 ・ 高陽東 (8強)宇都宮工 ・ 国士舘 ・ 明徳義塾 ・ 大阪学院大高 ■≪第69回選抜高等学校野球大会≫(平成9年)
(優勝)天 理 (準優勝)中京大中京
(4強)上 宮 ・ 報徳学園 (8強)西 京 ・ 春日部共栄 ・ 育 英 ・ 平 安 ■≪第70回記念選抜高等学校野球大会≫(平成10年)
(優勝)横 浜 (準優勝)関大一
(4強)PL学園 ・ 日大藤沢 (8強)郡 山 ・ 浦和学院 ・ 明徳義塾 ・ 高 鍋 ■≪第71回選抜高等学校野球大会≫(平成11年)
(優勝)沖縄尚学 (準優勝)水戸商
(4強)PL学園 ・ 今治西 (8強)市 川 ・ 海 星 ・ 平 安 ・ 日南学園 ■≪第72回選抜高等学校野球大会≫(平成12年)
(優勝)東海大相模 (準優勝)智辯和歌山
(4強)鳥 羽 ・ 國學院栃木 (8強)作新学院 ・ 柳 川 ・ 明徳義塾 ・ 福島商 ■≪第73回選抜高等学校野球大会≫(平成13年)
(優勝)常総学院 (準優勝)仙台育英
(4強)関西創価 ・ 宜野座 (8強)東福岡 ・ 市 川 ・ 尽誠学園 ・ 浪 速 ■≪第74回選抜高等学校野球大会≫(平成14年)
(優勝)報徳学園 (準優勝)鳴門工
(4強)福井商 ・ 関 西 (8強)浦和学院 ・ 広島商 ・ 明徳義塾 ・ 尽誠学園 ■≪第75回記念選抜高等学校野球大会≫(平成15年)
(優勝)広 陵 (準優勝)横 浜
(4強)東洋大姫路 ・ 徳島商 (8強)近 江 ・ 平 安 ・ 花咲徳栄 ・ 智辯和歌山 ■≪第76回選抜高等学校野球大会≫(平成16年)
(優勝)済 美 (準優勝)愛工大名電
(4強)明徳義塾 ・ 社 (8強)東 北 ・ 秋田商 ・ 東海大山形 ・ 福岡工大城東 ■≪第77回選抜高等学校野球大会≫(平成17年)
(優勝)愛工大名電 (準優勝)神村学園
(4強)神戸国際大附 ・ 羽 黒 (8強)天 理 ・ 沖縄尚学 ・ 慶 応 ・ 東 邦 ■≪第78回選抜高等学校野球大会≫(平成18年)
(優勝)横 浜 (準優勝)清 峰
(4強)岐阜城北 ・ PL学園 (8強)早稲田実 ・ 日本文理 ・ 神港学園 ・ 秋田商 ■≪第79回選抜高等学校野球大会≫(平成19年)
(優勝)常葉菊川 (準優勝)大垣日大
(4強)熊本工 ・ 帝 京 (8強)大阪桐蔭 ・ 関 西 ・ 室 戸 ・ 広 陵 ■≪第80回記念選抜高等学校野球大会≫(平成20年)
(優勝)沖縄尚学 (準優勝)聖望学園
(4強)東洋大姫路 ・ 千葉経大附 (8強)天 理 ・ 平 安 ・ 智辯和歌山 ・ 長野日大 ■≪第81回選抜高等学校野球大会≫(平成21年)
(優勝)清 峰 (準優勝)花巻東
(4強)報徳学園 ・ 利 府 (8強)箕 島 ・ 南陽工 ・ 中京大中京 ・ 早稲田実 ■≪第82回選抜高等学校野球大会≫(平成22年)
(優勝)興 南 (準優勝)日大三
(4強)大垣日大 ・ 広 陵 (8強)帝 京 ・ 敦賀気比 ・ 北 照 ・ 中京大中京 ■≪第83回選抜高等学校野球大会≫(平成23年)
(優勝)東海大相模 (準優勝)九州国際大付
(4強)履正社 ・ 日大三 (8強)鹿児島実 ・ 北 海 ・ 智辯和歌山 ・ 加古川北 ■≪第84回選抜高等学校野球大会≫(平成24年)
(優勝)大阪桐蔭 (準優勝)光星学院
(4強)健大高崎 ・ 関東第一 (8強)浦和学院 ・ 愛工大名電 ・ 鳴 門 ・ 横 浜 ■≪第85回記念選抜高等学校野球大会≫(平成25年)
(優勝)浦和学院 (準優勝)済 美
(4強)敦賀気比 ・ 高 知 (8強)北 照 ・ 県岐阜商 ・ 聖光学院 ・ 仙台育英 ■≪第86回選抜高等学校野球大会≫(平成26年)
(優勝)龍谷大平安 (準優勝)履正社
(4強)佐野日大 ・ 豊 川 (8強)桐生第一 ・ 福知山成美 ・ 明徳義塾 ・ 沖縄尚学 ■≪第87回選抜高等学校野球大会≫(平成27年)
(優勝)敦賀気比 (準優勝)東海大四
(4強)大阪桐蔭 ・ 浦和学院 (8強)静 岡 ・ 健大高崎 ・ 常総学院 ・ 県岐阜商 ■≪第88回選抜高等学校野球大会≫(平成28年)
(優勝)智辯学園 (準優勝)高松商
(4強)龍谷大平安 ・ 秀岳館 (8強)滋賀学園 ・ 海 星 ・ 明石商 ・ 木更津総合 ■≪第89回選抜高等学校野球大会≫(平成29年)
(優勝)大阪桐蔭 (準優勝)履正社
(4強)秀岳館 ・ 報徳学園 (8強)東海大福岡 ・ 盛岡大附 ・ 健大高崎 ・ 福岡大大濠 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 チーム紹介/上 「神宮」教訓、まとまり意識 /大阪】
<センバツ高校野球>
センバツ開幕まで1カ月半と迫った2月上旬、大阪桐蔭のグラウンド(大東市)では、
部員たちが白い息を吐きながらシートノックなどの守備練習に励んでいた。
「ナイスプレー。よく今のボール取ったな」「送球の判断をもっと早く」。
練習中は常に積極的に声を掛け合い、プレー面の評価を共有する。
新チーム発足当時は、自分のプレーの結果を優先するあまり、まとまりに欠けていた
部員たち。中川卓也主将(2年)は「プレーの調子が悪いと顔に出したり、掛け声が
小さい部員の姿が目立った」と振り返る。
チームを変えたきっかけは、昨年11月の明治神宮野球大会だった。
準決勝の創成館(長崎)戦では、守備のミスが続き、打線もつながらず4−7で敗退。
「チームのことより、みんな自分のプレーばかり気にしていた」「一体感が足りない。
負けるべくして負けた」。試合後のミーティングでは、厳しい意見が飛び交った。
公式戦で12連勝していたことから、神宮大会でも、メディアには優勝候補と扱われることが
多かった。だが、打線の中軸の宮崎仁斗選手(2年)は「報道で取り上げられることはうれし
かったが、全員が自分たちに力が足りないと自覚していた」と冷静に受け止めていた。
神宮大会を機に、部員は「仲間のミスは全員でカバー。個人ではなくチームで戦おう」と誓った。
練習中も互いのプレーをよく観察し、課題を共有し合う意識を高めた。
山田健太選手(2年)は「どうしたらチームが強くなるか、去年より熱く話し合うようになった」
とミーティングの変化を話す。
昨夏の甲子園を経験した選手も多い新チーム。
西谷浩一監督は「経験豊かな選手が多いのは強みだが、まだまだ力は伸ばせる。
じっくり時間をかけて準備していきたい」と気を引き締めている。
◇
3月23日に開幕するセンバツに、府内からは4年連続10回目となる大阪桐蔭が出場する。
甲子園で活躍する姿をイメージし、鍛錬を重ねる選手たちの姿を紹介する。 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 チーム紹介/下 「人間力」高める共同生活 /大阪】
<第90回選抜高校野球>
フリーバッティング、シートノック、筋力トレーニングなどグラウンドを広く使い、毎日、日が
沈むまで練習に励む大阪桐蔭の部員たち。練習終了後には、率先してグラウンドの整備や
片付けに取り組む上級生の姿があった。
用具の後片付けなどは下級生に任せきりの学校も多い中、積極的に上級生が雑用をこなす
のが桐蔭の流儀だ。中川卓也主将(2年)は「下級生ばかりに何でもやらせるチームは成功し
ないと思う。上級生がまず動く、という意識を大切にしている」と話す。
部員全員が入部と同時に親元を離れて寮で生活を共にするのも、桐蔭の特徴の一つ。
「一球同心」という部訓の通り、共同生活を通して一つのボールに同じ心を込めていく。
グラウンドの片付けを終えた部員は、バスに乗り込み、車で約5分の寮に戻る。
寮では、部屋の掃除や洗濯など自分のことは自分でするのがルールだ。
藤原恭大選手(2年)は「毎日洗濯をする大変さを知った。中学より練習も増え、環境の
変化に対応するのが大変だった」と入部当初を振り返り、「今の生活になり、親への感謝
が深まった」と話す。
府外からも多く部員が集まるため、春には寮内で全国各地の方言が飛び交う。
岐阜県飛騨市出身の根尾昂選手(2年)は「方言がきつく、入部直後は『何を言っているか分からない』
と言われ苦労した」と話し、「今では家族から『コテコテの関西弁』と突っ込まれる」と笑う。
「どんなにつらい練習も、同じ生活をする同級生が近くにいたから乗り越えられた」と語るのは、
安定した守備でチームを支える井阪太一選手(2年)。「みんなが競い合うライバルであり、仲間」
野球以外の生活習慣を通して人間力を高める部の環境づくりが、桐蔭の強さを支えている。 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 ■センバツヒストリー
◆1924年
・1回大会 名古屋で8校
春のセンバツは1924年に「過去1年間の試合で最強チームと認められた」8校が出場し、
名古屋市郊外の山本球場で始まった。1回大会は高松商が制した。翌年の2回大会では
選考委員会制度が確立され、舞台は前年の夏に完成した阪神甲子園球場に移った。
◆29年
・プラカードが先導
校名プラカードの先導、勝利校の校歌吹奏など今も続く趣向が始まったのは6回大会(29年)。
10回大会(33年)は記念大会として過去最多の32校が参加した。この大会から、前年優勝校
の無条件出場がなくなった。
毎年開かれてきたセンバツだが太平洋戦争の影響で18回大会(41年)を最後に5年間中断。
19回大会は47年に開催された。
◆53年
・試験採用の背番号復活
8回大会(31年)で試験的に採用された背番号制度が、25回大会(53年)に復活。
翌年の26回大会からはNHKのテレビ放送が始まった。
「まずチームプレー」との見地から、29回大会(57年)からは個人賞が廃止に。
30回大会(58年)では、興国商−坂出商戦がもつれて初のナイター試合となった。
◆60年
・那覇が沖縄勢で初出場
32回大会(60年)には、那覇が沖縄勢として大会史上初めて出場=同。
東京五輪開催年だった64年の36回大会は、開会式に五輪旗が登場し盛り上げた。
44回大会(72年)からは、事故防止のため耳つきヘルメットの着用が義務づけられ、
47回大会(75年)には金属バットも初登場と道具も現在の形に近づいていく。
29年
・毎日新聞創刊146年 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/1 柿木蓮投手/小泉航平捕手 /大阪】
・「負けん気、決め球に込め 柿木蓮投手(2年)」
直球に変化球を組み合わせたテンポの良い投球が持ち味の右腕。
練習の時は、グラウンドに響き渡る大きな声で仲間たちを鼓舞する。
小さい時から声が大きかったといい、「小学生の時のスポーツ観戦では、子どもや
保護者の中で、自分だけメガホンをせず応援をしていた」と笑う。
スライダーやフォークなどの変化球を得意とし、「打者が打ちにくい球の曲がり幅などを
いつも考えて、『決め球』にできる一球を探している」と日々研究を怠らない。
佐賀県多久市出身で、チーム唯一の九州男児。
「土地柄、頑固で負けず嫌いなところは部活では生かせてると思う」と話し、
「負けん気を球に込め、春連覇を目指す」と意気込む。
・「選手・場面に応じ声掛け 小泉航平捕手(2年)」
新チームになり重視しているのは、仲間との「コミュニケーション」。
特に投手陣には、選手の性格に応じてピンチの時に掛ける言葉の内容を変える。
「熱く気持ちをたかぶらせた方が良い球を投げる選手も、気持ちを落ち着かせた方が
良い選手も両方いる。場面ごとに対応を考えていかなければならない」と話す。
公式試合では4割近い打率を残しており、打者としてもチームの中心選手だ。
常に研究熱心で、打率が高い他の選手らに「フォームの状態を見て」とお願いし、
問題があればすぐに修正をする。
好きな料理は焼き肉。「特に牛タンが好きで、焼き肉屋では必ず注文する。
食べている間は幸せ」。はにかみながら明かした。 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/2 石川瑞貴一塁手/山田健太二塁手 /大阪】
・変化球慣れ、打率向上を 石川瑞貴一塁手(2年)
小学校の時は、堺市の少年ソフトボールチーム「庭代台サニーズ」で内野手として活躍した。
チームでは、3歳年上の横浜DeNAベイスターズの青柳昴樹選手とプレーしていた。
青柳選手について「不利な試合展開でも、状況を覆す一本を放つ勝負強さがあった。
今でも目標にしている選手です」と語る。
最近の練習では、苦手な変化球に目を慣らすことに重点を置いている。打撃練習では、
投手陣に変化球を投げ込んでもらってバットを振り、試合での打率向上を目指している。
正月に実家に帰ると、大好物のもつ鍋が出てくるのが習慣となっている。
「しょうゆのだしで煮て、ポン酢を付けて食べるのが一番好き」と食通の一面をのぞかせた。
・客観視点、チームを援護 山田健太二塁手(2年)
ミーティングでは白熱する場面が多い部員の中で、
あえて一歩引いた立場で参加するように心掛けている。
「一生懸命チームの勝利を考えると、意見がぶつかることもある。
そういう時は、両方の視点から考える部員も必要なので」と語る。
昨年のセンバツは三塁手で出場したが、今年は二塁手に転向。
「動きが多いポジションなので、やりがいがある。
チームを助けるプレーを常に意識している」と充実感を持って日々の練習に取り組んでいる。
料理が趣味で、高校入学までは、家族によく料理を振る舞っていた。
得意料理はオムライス、ビーフシチュー、二色丼など幅広く、
他の部員からは「一度山田の料理を食べてみたい」と評判だ。 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/3 中川卓也三塁手/根尾昂遊撃手 /大阪】
・野球に全力、折れぬ主将 中川卓也三塁手(2年)
新チームでは2年生全員の支持を得て主将になった。時にはチームメートに厳しいことを言う
憎まれ役にもなる。「主将が折れたらチームは終わり。試合で追い込まれても、明るく前向き
にプレーしたい」と意気込む。
練習後はグラブやバットなど自分が使う道具は毎日手入れし、寮の部屋の掃除も怠らない。
「野球の神様がいると昔から信じている。神様に見てもらうためには、プレー以外の身の回り
のことをきっちりしたい」
釣りが趣味。父の影響で、高校入学まではよく一緒に出かけた。中学3年の時に体長約40
センチのアジを釣り上げたことも。「たまにやりたくなるが、今は野球に全力で取り組みたい」
としばらくお預けだ。
・体幹の強さ、守備力高く 根尾昂遊撃手(2年)
1年からのレギュラーで注目され、新チームでは副主将に。「責任感が強い中川(主将)の
負担を減らすため、自分も含め2年生全員でチームを引っ張る気持ちでやる」と力を込める。
チーム内でも身体能力が高く、投手、外野手、内野手など、どの守備位置にも対応可能。
「どのポジションが1番という気持ちはなく、任せられた役割を一生懸命頑張りたい」
岐阜県飛騨市出身で、中学時代は野球の傍らスキーの回転競技で日本一になった。
滑走時に体を安定させるため、腹筋と背筋をバランスよく鍛えたという。「捕球などの際に
体がぶれないためには体幹の強さが必要。スキーをやっていたころの体作りは今に生きて
いる」と自信を見せる。 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/4 宮崎仁斗左翼手/藤原恭大中堅手 /大阪】
・強肩買われ外野手転向 宮崎仁斗左翼手(2年)
小学3年の時、友人に誘われて野球を始めた。
以来、捕手をしていたが、高校1年の秋に肩の強さを買われて外野手に転向した。
当初はフライもゴロもうまく捕球できなかったが、
「先輩たちが『失敗しても萎縮せず、練習を続けろ』と声をかけてくれた。
先輩たちの言葉があったから、ポジションに慣れるまで頑張れた」と振り返る。
好きな言葉は「気合と根性」。
中学の時に所属していた硬式野球チーム「志貴ボーイズ」(奈良県)のスローガンだ。
「終わる時間がどんなに遅くなっても、監督は自分の気が済むまで自主練習に付き添って
くれた」と話し、「監督を喜ばせる活躍を甲子園でする」のを目標の一つとしている。
・打撃、パワーに自信あり 藤原恭大中堅手(2年)
昨秋からの公式戦では4割超えの高打率を残しており、
強打の大阪桐蔭打線の中心的なバッターだ。
2012年に春夏連覇を達成した藤浪晋太郎選手(現阪神)や森友哉選手(現西武)らの
活躍をテレビで見て、「自分も桐蔭に入学して日本一になりたい」と入部を決めた。
昨年のセンバツや夏の甲子園では、スタメンで試合に出場。
大阪対決となった履正社とのセンバツ決勝戦では、2本の本塁打を打つ活躍を見せた。
部員たちも「安定した打撃で、チームを引っ張ってくれる心強い存在」と口をそろえる。
特技は腕相撲で、入部以来、他の部員には負けたことがない。
「バッティングも腕相撲もパワーには自信があります」 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 【大阪)高校野球100回記念事業 「発祥の地」豊中で】
1915年に「夏の高校野球」の第1回大会が開かれた豊中市は22日、
8月の第100回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高野連主催)の
期間に合わせ、記念事業を開催すると発表した。
「高校野球発祥の地」としての知名度アップを狙う取り組みで、
新年度予算案に1021万円を盛り込んだ。
市によると、記念大会の開催期間に合わせ、
北大阪大会の会場でもある豊中ローズ球場の壁面を使って写真パネルを展示する。
また、元プロ野球選手を招いて子どもたちとふれ合うイベントも計画している。
高校野球発祥の地としてのPRも進める。
浅利敬一郎市長は「高校野球発祥の地として、100回大会を盛り上げていきたい」と話した。 〜〜〜〜〜〜〔Toyonaka Rose stadium〕〜〜〜〜〜〜 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/5 青地斗舞右翼手/横川凱投手 /大阪】
・攻守とも安定した強さ 青地斗舞右翼手(2年)
昨秋からの全公式試合に出場している選手としては、4割5分7厘とチーム内で最高打率を
誇る。「攻守ともに安定した強さを持つ外野手」として部員からの信頼も厚い。
学年を超えて積極的にコミュニケーションを取ることを心がけており、学校生活でも1年生と
話すことが多い。
「試合などいざという時に一つになるには、普段からのつながりが大事なので」と話す。
昨年のセンバツでは、ボールボーイとしてグラウンドに立った。
「選手として出場できなかった悔しさを、全てぶつけていきたい」と意気込みを語る。
バスケットボールが得意で、
体育では野球とは別の「ヒーロー」の一面を見せ、試合を盛り上げている。
・長身生かし直球武器に 横川凱投手(2年)
身長はチームで最も高い190センチ。中学1年には180センチ以上あったといい、
「学校の背の順では、ずっと一番後ろだった」と振り返る。
長身から振り下ろす直球や鋭いカーブが武器。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍した日本人選手にあこがれて、
小学3年の時に野球を始めた。
小学校で所属した軟式野球チーム「JBC山東」(滋賀県)では、投手のほかに内野手も務め、
「投手と内野手との守備連携の際に、当時の経験が生きている」と話す。
名前は「戦いに勝利し、たくましくなって帰ってきてほしい」との願いを込めて名付けられた。
「センバツでは、この名前を付けてくれた両親を喜ばせるプレーを見せたい」 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/6 井阪太一内野手/飯田光希捕手 /大阪】
・「山ラン」で同級生と結束 井阪太一内野手(2年)
大阪桐蔭を選んだのは、強豪校であることに加え、寮生活を過ごせるのが理由だった。
「あえて親元を離れ、厳しい環境で自分を成長させたかった」
入部してから印象に残っているのは、「山ラン」と呼ばれるトレーニング。
1年生は秋まで、学校から野球部グラウンドまでランニングで移動する。
20分弱の道のりは、傾斜や階段もあり、とても険しく、
「入部してしばらくは全身が筋肉痛になり、しんどかった」という。
だが、「つらい経験を同級生と分かち合ったからこそ、今の結束がある」と振り返る。
全体練習が終わっても、寮では素振りなど個人練習を欠かさない。
「日々の練習で見える弱点をセンバツまでに克服する」と誓う。
・強くなるため課題提案 飯田光希捕手(2年)
小学3年で野球を始める前は、
「強い男になりたい」と、地元・徳島県の空手道場で稽古を積んだ。
礼節も含めて厳しく指導されたが、
「大阪桐蔭の練習に耐え抜けたのは、空手で鍛えた精神力が大きい」と話す。
おとなしい性格で新チーム発足当時はミーティングでも意見を出すことはほとんど無かった。
だが、昨年11月の神宮大会での敗退を機に、「一部の部員に任せきりにせず、一人一人が
勝つための方法を考えなければチームは強くならない」と考え、積極的に打撃や守備の課題
について提案するようになった。
好きな言葉は「有言実行」。
「同級生たちの応援を力に、センバツではたくさん本塁打を打って、優勝をつかみ取る」 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 【史上3校目の春連覇狙う大阪桐蔭は19日に甲子園練習】
第90回記念選抜高校野球大会(3月23日から13日間、甲子園)の運営委員会が28日、
大阪市内で開かれ、組み合わせ抽選の方法などが決まった。
16日の抽選会では、同一地区からの出場校同士は準々決勝まで、また同一都道府県の
出場校同士は決勝または準決勝まで対戦しないよう振り分ける。選手宣誓は出場36校の
主将全員による抽選で決定する。
開閉会式の司会及び開会式の君が代独唱は例年同様、高校生が務める。
また、甲子園練習の日程も発表され、今秋ドラフト1位候補の根尾昂内野手(2年)擁する
大阪桐蔭(大阪)は19日の15時半からに決まった。 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/7 宮本涼太内野手/森本昂佑投手 /大阪】
・先輩に負けない打撃を 宮本涼太内野手(1年)
打撃力を買われ、2年生中心のチームでセンバツ出場メンバーに食い込んだ。
ピンチに強く、上級生からも「頼れるバッター」と言われる。
小、中学生ともに枚方市の硬式野球チーム「オール枚方ボーイズ」に所属。
中学時代は1年上に藤原恭大選手(2年)がいて、チームの中軸として活躍。
大阪桐蔭に入学したのも、藤原選手の存在が大きい。「目標にする選手の1人」で「
同じ左打者として、フォームで盗める部分がないか常に観察している」という。
センバツでは「先輩に負けないプレーを見せます」と強い気持ちで臨む。
チーム一のきれい好きで、野球の道具も常にピカピカ。「そうでないと落ち着かない」という。
・恩返し目標に直球勝負 森本昂佑投手(2年)
入学以来「制球力のある本格派左腕」と期待されたが、昨年のセンバツを前に腰を痛め、
練習に参加することもできなかった。
福井章吾前主将(3年)に「くじけるな。今は粘って頑張ろう」と励まされ、「あれでつらい時期
を乗り越えられた」と、「センバツで活躍し、福井さんに恩を返す」のが目標だ。
スプリットなど変化球が得意。だが、センバツでは「直球で勝負できる投手になる」と、
球速を上げる練習に集中する。
甲子園では「自分がマウンドに立ち、春連覇を達成する」と、気持ちも真っすぐ。
カラオケ好きで年に1、2回、故郷の神戸に帰省して、地元の友達とはじける。
声量を誇り、チームでもランニングの号令係だ。 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/8 青木大地捕手/奥田一聖内野手 /大阪】
・グラウンドで優勝の瞬間を 青木大地捕手(2年)
名前は「大地のように大きな心を持った人間に」との願いを込めて名付けられた。
肩の強さや打撃力に定評があり、外野手を任せられることも多い。
元々は右打ちだったが、5歳の時、元阪神タイガースの赤星憲広さんの打ち方をまねている
うちに「いつの間にか自然と左打ちになっていた」という。
昨年のセンバツでは、アルプススタンドから優勝をつかんだチームを見届けた。
喜びの一方で、「自分も、選手として優勝の瞬間を迎えたかった」と悔しさもあった。
それから1年、課題だった打撃力を向上し、メンバー入りを果たした。
「センバツでは、今度こそ優勝の瞬間をグラウンドの上で迎えたい」と力を込める。
・皆が認めるムードメーカー 奥田一聖内野手(2年)
陽気な性格で、自他共に認めるチームのムードメーカー。
練習で注意して見ているのは「選手たちの雰囲気」。
厳しい練習が連日続けば、くたびれて、いつもの元気が無い部員が多い日もある。
そんな時は、「明るく掛け声を出し、チームの空気を盛り上げるようにしている」。
正遊撃手には根尾昂選手(2年)がいるが、投手として出場する機会も多い。
「根尾が安心して遊撃手を離れられるように」と日々、シートノックなど実戦的な練習で
試合に備えている。
音楽を聴くのが好きで、一番好きな曲は、GReeeeN(グリーン)の「両親への手紙」。
「ずっと部活動を応援してくれる両親の顔が浮かんでくる。大切な一曲です」 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 【大阪桐蔭、「最強世代」と言われても 尽きない向上心】
2018年が始まって間もなく、大阪桐蔭の西谷監督は選手を集めて言った。
「現時点で言うなら、お前たちは歴代で10番目くらいのチームや」。
1993年に大阪桐蔭のコーチに就任して以来、指導してきたすべての代を回想し、
「ランク」を告げたのだ。
監督がこんなことを言ったのには、理由がある。
「最強世代」
今の2年生はそんな言葉で注目され続けてきた。中学時代に146キロの速球を投げ、
遊撃手も兼任する根尾、関西の中学生を代表する好打者だった藤原や中川・・・。
入学前から、「大阪桐蔭にすごい選手が集まる」とうわさされた。
優勝した昨春の選抜では、多いときには6人の2年生が先発に名を連ね、
「最強」の評判はさらに広まった。
「そう言われてうれしくなかったわけではないですけど」とはエース柿木。
苦笑いしながら、こう続けた。「たいして強くない。秋も負けましたし」と。
選手たちは誰一人、「最強」とは思っていない。選抜優勝も「上級生が引っ張ってくれたおかげ」
と口をそろえる。事実、昨秋は近畿大会で優勝したが、各地区の王者が集う明治神宮大会では
準決勝で創成館(長崎)に敗れた。
「自分も含めて、持っているものを出し切れていない」と柿木。根尾は4番打者として確実性や
勝負強さを求めてバットを振り、主将の中川は走力アップを目標とする。
昨夏の高校日本代表に選ばれた藤原は、チーム全体を見渡す視野の広さを課題に掲げる。
中川はチームが始動した昨年8月20日から言い続ける。「まずは、選抜の開会式で返還した
優勝旗を全員で取り戻す。それができたら、次は春夏連覇」と。
実現すれば、「最強」の称号はおのずとついてくる。 ★白球に懸けろ!
【’18センバツ大阪桐蔭 横顔/9 俵藤夏冴内野手/中野波来外野手 /大阪】
・信頼厚い安定の守備力 俵藤夏冴(なさ)内野手(2年)
「どのポジションでも安定して守れる選手」と他の部員から信頼が厚い。
小学校では肩の強さをほめられたのをきっかけに野球を始めて捕手、
中学では守備力の高さから内外野あらゆるポジションを経験した。
「さまざまな視点での守備を経験できたことが、今につながっていると思う」と自信を見せる。
愛媛県今治市出身。父は仕事の後でも、近くのスポーツ施設でキャッチボールや素振りなど
の練習に付き合ってくれた。入部以来ずっと「いつか両親に親孝行を」と考えてきた。
「初めてグラウンドに立つ甲子園で活躍すること、そして今後何があっても野球を続けるのが
親孝行だと考えています」と、恥ずかしそうな顔ながらも、しっかりと語った。
・投手の経験生かす遠投 中野波来(はる)外野手(1年)
小学校から9年間は投手。高校に入って外野手として肩の強さが求められる場面も多いが
「遠投は得意。数え切れないほど投手として投げた経験が生きていると思う」と話す。
兵庫県・淡路島の出身で、生まれた時、父はフェリーの船長。海を愛する気持ちから「波来」
と名付けられた。親戚から教わり、アジやタイなどを「3枚おろし」できるのが自慢だ。
「名前のイメージ通りの特技、とよく言われる」と笑う。
体作りを研究するうちに出合ったヨガが趣味。中学時代には個人レッスンを受け、
集中力を高める呼吸法を学んだ。センバツで打席に立ったら、ヨガの呼吸で「緊張も
力に変えて、長打を打ちたい」と準備に怠りない。 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 【奈良県高野連が「シード校決定戦」復活】
秋季大会前に実戦の場、夏の甲子園出場校は「スーパーシード」
奈良県高野連は2日、今年の秋季近畿大会県予選(9月1日〜10月7日)に先立ち、
実力上位の8校を選ぶ「シード決定戦」を新たに導入すると発表した。
全国高校野球選手権大会の県予選(7月14日〜28日)後、結成して間もない新チームに
実戦の機会を与える狙いがあるといい、県全域でシード決定戦を行うのは初めて。
県高野連によると、シード決定戦は約15年前まで実施。
県内を4地区に分割してトーナメントを開き、各地区を勝ち抜いた4校がシード校として、
春の選抜大会出場校を決める重要な選考資料となる秋季近畿大会県予選に臨んでいた。
だが、指導者から「選手にもっと実戦の場を与えてほしい」との要望が多数寄せられ、
加盟43校を対象に昨年実施したアンケートでも、75%を超える学校からシード決定戦の
復活を望む声が上がったという。
シード決定戦は8月14日から同20日まで、佐藤薬品スタジアム(橿原市)など4球場で
開催予定。県代表として夏の甲子園に出場したチームが「スーパーシード」と位置づけられ、
残り7枠を争う。組み合わせ抽選は6月8日に橿原市商工経済会館で行われる。 奈良)夏の高校野球、7月14日開幕 抽選は6月30日
県高校野球連盟は2日、2018年度の年間スケジュールを発表した。
第100回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連、朝日新聞社主催)は7月14日に
開幕する。すべての試合が橿原市の佐藤薬品スタジアムである。決勝は28日の予定。
組み合わせ抽選会は6月30日午後5時から、橿原市の県橿原文化会館である。
100回大会を記念し、県出身で元プロ野球選手の関本賢太郎さんの登場も予定している。
開会式は7月14日午前10時から、佐藤薬品スタジアムで。
優勝校は8月5日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる第100回全国高校野球
選手権記念大会に、県代表として出場する。
今年から秋季近畿地区高校野球大会県予選のシード校を決めるシード決定戦を開く。
8月14日から。全国高校野球選手権大会出場校は優先的にシード校となり、
残り7校分のシード枠を決定戦で争う。組み合わせ抽選会は6月8日午後2時から、
橿原市の市商工経済会館で。
秋季近畿地区高校野球大会県予選は9月1日に開幕する。
10月7日まで、佐藤薬品スタジアム、ならでんスタジアム(奈良市鴻ノ池球場)、
ならっきー球場(大和郡山市営球場)の3球場である。
組み合わせ抽選会は8月29日午後1時から、橿原市の市商工経済会館で。
上位2校は10月20日から神戸市で開催予定の近畿大会に出場する。 【◇2018春季近畿地区高等学校野球大会・大阪府予選】
■日程 : 平成30年4月7日(土) 〜 5月13日(日)
《組み合わせ》
【A1】久米田×(阪南大高×大阪国際大和田)、 (大手前×島本)×みどり清朋
【A2】旭×(北摂つばさ×山田)、 摂津×緑風冠
【A3】鳳×高津、 (阿武野×明星)×岸和田
【A4】関西大倉×(常翔学園×汎愛)、 美原×関大北陽
【A5】太成学院大高×貝塚・伯太、 (大教大池田×高槻)×牧野
【A6】清教学園×(大阪学芸×長野北)、 生野工×近大泉州
【A7】柴島×英真学園、 (岸和田産×泉陽)×西・南・扇町総合
【A8】都島工×(近大附×箕面学園)、 (東住吉×守口東)×桜塚
【B1】泉尾工×(東大阪大柏原×松原・平野・西成・清水谷)、 (布施×福泉・農芸・成美・長野)×泉鳥取・岬・りんくう翔南
【B2】大阪市立×(花園×北野)、 東淀川×住吉
【B3】上宮太子×高石、 (東×東住吉総合)×池田
【B4】咲くやこの花×(佐野工科×北かわち皐が丘)、 泉尾×豊島
【B5】関西創価×富田林、 (大教大天王寺×初芝立命館)×北淀・茨田
【B6】成城×(春日丘×大阪青凌)、 大阪教育センター附×槻の木
【B7】関大一×大阪星光学院、 (興國×同志社香里)×茨木工科
【B8】箕面東×(履正社×城東工科)、 (早稲田摂陵×豊中)×金剛
【C1】天王寺×(渋谷×狭山)、 (上宮×常翔啓光学園)×堺東
【C2】泉大津×(大商大堺×大阪電通大高)、 茨木×住吉商
【C3】精華×大阪桐蔭、 (長吉×門真西)×柏原東
【C4】阿倍野×(登美丘×枚方津田)、 阪南×淀川工科
【C5】信太×大阪学院大高、 (寝屋川×箕面自由学園)×港
【C6】香里丘×(藤井寺×今宮工科)、 追手門学院×大商大高
【C7】大産大附×開明、 (懐風館×大冠)×布施北
【C8】刀根山×(星翔×桜宮)、 (今宮×山本)×淀商
【D1】浪速×(東海大仰星×生野)、 (桃山学院×門真なみはや)×八尾
【D2】西野田工科×(大体大浪商×三島)、 市岡×布施工科
【D3】四條畷×交野、 (夕陽丘×日新)×堺上
【D4】大阪×(八尾北×大塚)、 堺工科×金光大阪
【D5】千里青雲×吹田、 (藤井寺工科×河南)×大商学園
【D6】東淀工×(金光八尾×千里)、 枚方なぎさ×かわち野
【D7】三国丘×大阪園芸、 (八尾翠翔×貝塚南)×堺西
【D8】堺×(和泉×佐野)、 (福井×府大工高専)×大阪ビジネスフロンティア
※準々決勝 【A1〜A4】×【A5〜A8】、 【B1〜B4】×【B5〜B8】、 【C1〜C4】×【C5〜C8】、 【D1〜D4】×【D5〜D8】
※準決勝 【A】×【B】、 【C】×【D】
※三決 【A×Bの敗者】×【C×Dの敗者】
※決勝 【A×Bの勝者】×【C×Dの勝者】 【高校野球】「今のままでは絶対に勝てない」 春連覇目指す大阪桐蔭に誕生した初の役職とは
・「昨秋の神宮大会では準決勝で創成館に敗れる」
球春到来。3月23日から甲子園球場で第90回記念センバツ高校野球大会がスタートする。
ドラフト候補が多数在籍する大阪桐蔭高は史上3校目の春連覇に注目が集まり、16年の
優勝校・智弁学園高も虎視眈々と上位を狙っている。今回、Full-Countでは高校野球を
取材して約20年のベテラン・沢井史記者が、実力校の集まる近畿地区6校を独自の目線
で紹介する。第1回は優勝候補筆頭の大阪・大阪桐蔭。
センバツ出場決定の知らせを受けても、笑顔を見せたのはその時だけ。グラウンドに戻ると、
すでにナインの表情は“戦闘モード”になっていた。
「秋の大会が終わって、自分たちのチーム力のなさを痛感しました。個々の能力が高くても、
チームとなるとまだまだ。細かいプレーもそうですし、声掛けや連携の取り方もちゃんと出来
ていなかった。そのあたりは反省点です。今のままでは絶対に勝てない。そう思いながら、
冬の練習に打ち込んでいます」
主将の中川卓也の言葉ひとつひとつに、強い決意がにじむ。
昨秋は評判通りの力で近畿大会を制し、その勢いで神宮大会制覇も睨んでいたが、
準決勝で創成館に4−7で敗退。現実はそう甘くはなかった。
・「大阪桐蔭で初となる役職、“サポートメンバー”が担う役割とは」
大阪桐蔭では、選手間でミーティングを行うことは、もはや当たり前になっている。
基本的にはキャプテンが中心となって意見を言い合い、お互いの思いを確認してきた。
だが、最近はキャプテンの中川や副キャプテンの根尾だけでなく、エースの柿木や注目の
左腕の横川、昨年からレギュラーの山田健太などが日替わりになって仕切ることも多い。
人前で話すのが苦手だった藤原は、昨年の侍ジャパンU18での経験を生かし「もっとチーム
力を上げなければ勝てない」と仲間の前で説いた。全員がうなずいた。
副キャプテンは根尾のみだが、柿木、横川、藤原、青地、小泉などがその後ろでサポート
メンバーとしてチームをバックアップする。サポートメンバーという“役職”は大阪桐蔭では
史上初。“キャプテン”という役目に寄りかかるだけではなく、どの方面からでもチームを
“変える”役割が必要ではないのか。誰でもチームにテコ入れできる環境を作ってこそ、
本当の“活性化”とも言える。
また、中川がいつもと同じコンビでキャッチボールをするのではなく、1年生と2年生でコンビを
組んでキャッチボールをした日もあった。ずっと注目されている先輩を前に、遠慮がちだった
1年生も進んで動けるようになった。
毎年のように優勝候補に挙げられ、中学時代に名をはせた有望な選手が集い、その戦力の
高さに皮肉すら浴びせられることもある大阪桐蔭。だが、実力だけではなく、
徹底した意識改革と、チーム内での連携を常に注視している。このセンバツは史上3校目の
春連覇の期待も膨らむが、力や技だけではなくチーム力をいかんなく発揮して勝ち進む
「TOIN」戦士の姿も見てみたい。 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 【仙台育英と東北の二強で強くなった宮城県。今年はどんな1年になるのか?】
【2018年度版・47都道府県 高校野球勢力図の変化】
久しく続いた2強対決構図は仙台育英がややリードしていたが今後は・・【宮城・2018年度版】
・『宮城県をリードしてきた仙台育英と東北』
・『杜の都の早慶戦とは?』
http://www.hb-nippon.com/column/1504-se/12476-20180303no52se ★山田健太(大阪桐蔭)
【「新世代大型二塁手」としてセンバツ連覇へ】
・『成長の糧になった「1年秋の悔しさ」』
・『「日本一」で見えた次なる目標』
・『名手2人から学んだ守備技術/打撃を見直し、センバツ連覇を狙う』
http://www.hb-nippon.com/interview/1797-intvw2018/7207-20180204no642 ★根尾昂(大阪桐蔭)
【前編】春の栄冠・夏の反省・秋への具現化
・『2017年・春の栄冠と力不足を感じた夏』
・『夏の反省踏まえ、考えを具現化』
http://www.hb-nippon.com/interview/1797-intvw2018/7213-20180218no646 【根尾昂(大阪桐蔭)の誓い!目指すは選抜連覇!】【後編】
危機感を胸に。センバツ連覇狙う
・『目覚めた秋。神宮での悔恨』
・『根尾は二刀流をどうとらえているのか?』
http://www.hb-nippon.com/interview/1797-intvw2018/7214-20180301no649 〜〜〜〜〜〜〔Osaka TOIN absolute champion〕〜〜〜〜〜〜 【大阪桐蔭・中川 6年連続主将弾へ「意識しない」】
史上3校目の選抜大会連覇を狙う大阪桐蔭の中川卓也主将(2年)が4日、決意を語った。
この日は、父母会会長の根尾浩さんらから千羽鶴を受け取ると、気持ち新たに春の意気込み
を披露。中川主将は「一球同心で、部員41人全員で優勝をつかみたいと思います」とあいさつした。
大阪桐蔭では2013年夏の甲子園初戦で本塁打を放った森友哉(現・西武)から、聖地では
5年連続で主将が本塁打を放っている。中川は「自分も本塁打を打てたらいいのですが、
その本塁打がチームの勝利につながらないと、意味がありません。
あまり、意識しないようにしたいです」と表情を引き締めた。 【報徳学園(兵庫)冬の修正と「報徳魂」で夏の頂点へ】
「基本」土台に、試合と「直結」し「魂」を出し切る
兵庫県西宮市にある聖地・阪神甲子園球場から市内を7キロほど北に車を走らせた
武庫川沿い居を構える報徳学園高等学校。過去春21回・夏14回の甲子園出場。
うち1974年センバツ、1981年夏、2002年センバツは大谷智久投手(早稲田大〜
トヨタ自動車〜現:千葉ロッテマリーンズ)を擁し頂点に到達するなど、1932年の創部から
現在に至るまで全国的な強豪として知られている。
・『名門・報徳学園の練習環境、意外にも・・・』
・『「実戦直結への」報徳流基本守備』
・『厳しい状況設定で「球際の強さ」を出す』
・『冬の修正と「報徳魂」で夏の頂点へ』
http://www.hb-nippon.com/column/437-baseballclub/12388-20180129no463 和歌山)対戦相手決まる 春季近畿高校野球県予選
春季近畿地区高校野球大会県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞和歌山総局後援)
の組み合わせが、7日決まった。
開幕は4月14日で、決勝は5月13日の予定。39校が出場する。
会場は田辺スポーツパーク野球場、紀三井寺公園野球場、上富田スポーツセンター野球場
の3カ所。決勝を除いて「タイブレーク制度」を採用し、延長十二回まで同点の場合、十三回
以降は無死一、二塁の状態でプレーを始める。
優勝校は5月26日に兵庫県明石市の明石トーカロ球場で開幕する近畿大会に出場する。
また、上位4校は夏の第100回全国高校野球選手権記念和歌山大会のシード権を得る。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【高校野球の対外試合解禁 関学が大阪桐蔭と対戦】
高校野球の対外試合が8日、全国一斉に解禁され、兵庫県内でも練習試合が始まった。
兵庫県西宮市の関西学院第3フィールドでは、関学が選抜大会2連覇を目指す大阪桐蔭
と対戦した。
試合は、関学投手陣が大阪桐蔭打線につかまり大量失点。五回には4番根尾昂内野手の
一発を含む計3本塁打を許すなど、0−19で大敗した。2番手で登板した堀尾侑生投手は
「ボール球の見極めがよく、ストライクを狙えば打たれた。投げるところがなかった」と脱帽し、
広岡正信監督は「個々の能力で差を感じたが通用した部分も見られた。全国トップレベルとの
真剣勝負は選手の刺激になったはず」と前向きだった。
兵庫から今春の選抜大会出場はゼロだが、兵庫勢と出場校の練習試合は、
開幕(23日)前の21日まで県内各地で約40試合が予定されている。 (白球の世紀:42)3連覇、延長25回の友よ 高校野球
■ありがとう 夏100回 これからも
時代が奈落へ向かうさなか、甲子園の熱狂は頂点を迎える。
1933年8月19日、第19回全国中等学校優勝野球大会の準決勝第2試合。
中京商(愛知、現中京大中京)と明石中(兵庫、現明石)の試合は、息詰まる投手戦となった。
選抜大会で中京商を3安打無得点に抑えた明石中の剛腕、楠本保は不調で右翼へ回り、
1学年下の中田武雄が登板。中京商の吉田正男との投げ合いでゼロが並んだスコアボード
は十七回以降、板と竹で継ぎ足された。
楠本は中田を援護しようと投球練習を始めたが、「相手投手1人に2人がかりとは何事か」と
監督が止めた。その吉田は出塁した際、「牽制球を投げるな。俺は走らん。余分なエネルギー
を使っちゃだめだ」と、中田に向かって叫んだという。
大会本部から「勝負がつかなくても二十五回で打ち切る」と伝令が飛んだ。だが同回裏、
中京商の無死満塁で二塁ゴロの送球がそれて三塁走者が生還。1−0のサヨナラ勝ち。
吉田が336球、中田が247球、試合時間は4時間55分に及んだ。
翌日の平安中(京都、現龍谷大平安)との決勝も吉田が投げて2−1で勝ち、中京商は
空前絶後の3連覇を果たした。
だが、過酷な運命が待っていた。延長二十五回のベンチ入り選手で明石中の楠本、中田、
松下繁二、中京商の鬼頭数雄、神谷春雄、福谷正雄、加藤信夫、花木昇の計8人が後年に
戦死。在学中に起きた社会の奔流が、成人後の彼らの命を奪った。
3連覇の立役者の吉田は明治大学へ進学し、東京六大学で4連覇を含む5度の優勝に貢献。
中国、南方などで6年間続いた兵役を生き抜き、戦後は社会人野球の藤倉電線で活躍。
後年は中日スポーツ紙記者としてアマチュア野球を取材し、関係者から「お父さん」と慕われた。
96年5月23日、82歳で死去。晩年、親しかった朝日新聞編集委員(当時)の岸本千秋に
「良きライバルの命を奪った戦争が憎い」と、目を潤ませて語った。 主将で甲子園Vを遂げてから20年強 元阪神ドラ1が抱く夢の続き
・1997年夏の甲子園で全国制覇、同年ドラフト1位で阪神へ
・ここまで巡り合った指導者、「その中で自分の思う“指導者像”ができてきた」
https://full-count.jp/2018/03/08/post110942/ <高校野球>【対外試合解禁 選抜出場校も練習試合】
高校野球の今季の対外試合が8日に解禁され、
第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、
阪神甲子園球場特別協力)の出場校も各地で練習試合を行った。
前回王者の大阪桐蔭は兵庫県西宮市の関西学院大グラウンドで関西学院(兵庫)と対戦し、19−0で大勝。
1982年のPL学園(大阪)以来となる史上3校目の連覇に向け、幸先の良いスタートを切った。
大阪桐蔭は五回に1イニング3本塁打を記録するなど計24安打で圧倒。
投手と野手の「二刀流」で注目される根尾(2年)は「4番・遊撃」でフル出場し、
五回1死に高校通算21本塁打となる左越えソロを放つなど4打数3安打2打点をマークした。
「積極的に振り抜くことができている」と感じており、好調ぶりを示した。 かみじょうたけし ワクワク・・・「入場行進観戦」の楽しみ方
https://www.daily.co.jp/baseball/kamijo/2018/03/06/0011042841.shtml
まもなく始まる春の選抜、今年は90回記念大会ということで出場校は例年より4校増え、
36校となった。つまり、いつもより多くの入場行進を観ることができる。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています