島田商(静岡)

中断直前の戦前期に活躍。
39年夏は2勝を挙げ準決勝まで進出したものの、海草中の嶋清一投手にノーヒットノーランを喫し敗戦。
翌40年春は初戦で前年夏に敗れた海草中を5-4で下し雪辱を晴らしたが、次戦で岐阜商に敗戦。
同年夏は一言多十投手を中心に勝ち上がり決勝進出、三度海草中との対戦となった決勝では相手の真田重蔵投手と一言投手の投げ合いの末1-2で敗れたものの、見事準優勝を果たした。
戦前最後の甲子園となった41年春にも登場した。

97年秋の東海大会で準優勝。そのことが評価されて翌98年春の出場校に選出されることとなり、実に57年ぶりに甲子園への復活を果たした。
本番では前出の一言投手らがスタンドに駆けつけ話題となったが、東出輝裕らを擁する敦賀気比に敗れ初戦敗退に終わった。
以降は再び甲子園から遠ざかっている。

今春の県大会では4強まで進出。選抜出場の静高などが犇く夏の静岡大会を勝ち上がり、準優勝時以来となる夏の甲子園出場を果たすことが出来るか。