平田監督の覚悟「腹を切る覚悟はある」「ダメだったら退く」

改めて平田さんが監督を引き受けた並々ならぬ決意と覚悟をファンとして
共有しておきましょう。

平田監督は「とてつもない大役を仰せつかったという怖さもあるし、
なんで僕 なんだろうっていう葛藤もあります。」

「腹を切る覚悟だけは持っています。
そうしないと、思い切ったことができな いんで。
なんとか成功して、この座に長くとどまろう、とは思っていません。
語弊はありますけど、ダメだったら退けばいい、そう思ってます。」
と言ってます。

平田監督は、横高現役時代はレギュラーではなく控えだった。
大学時代も同じく控えだった。 控えながら高校・大学時代はキャプテンだった。
一部ファンの間では、「一流選手が横高の監督をやるべき」という意見もあった。
「何で控えの平田が監督なんだ。」「名門横高監督としては物足りない」
という意見も囁かれていた。
しかしどうだろう?一流選手が名監督になるとは限らない。
そもそも渡辺前監督も、小倉前部長も「一流選手」ではなかった。
全国の強豪校の大阪桐蔭の西谷監督や明徳の馬渕監督も高校・大学時代は控えだった。

巷で囁かれていたのは渡辺小倉体制が終焉することで「横高は弱体化する」
「一流選手が来なくなる」横高は渡辺小倉の引退で「終わった」と言われていた。
しかし現実はどうだろうか?、
平田監督になって、監督就任以降破竹の勢いで連戦連勝で負けなしの30連勝。
宿敵相模にはコールド勝ち。1年目は全ての神奈川大会で優勝。
甲子園の出場を勝ち取った。
またU15日本代表の及川や黒須などの「一流選手」も多く入部してきて、素材的にも
弱体化する気配はない。むしろ平田体制になってからの方が素材的には優れている。
横高の未来は今後も明るいと言える。

新たな改革・監督の采配を巡っては様々な意見はある。
また神奈川では強いが、甲子園ではなかなか結果が出ないことに対する不満もある。
だがしかし考えてみよう。
就任してまだ2年。
大胆な改革に着手したのだから甲子園での結果を出すまでは時間がかかるものだ。
この2年間の優勝回数、勝利数などどれをとっても神奈川ナンバーワンだ。
大きいのは宿敵相模に3勝1敗。桐光にいたっては4連勝と圧倒していることだ。
また、夏前の練習試合とはいえ、
春の選抜王者=大阪桐蔭にも、夏の選手権王者=花咲徳栄にも勝っている。
決して全国的に弱いというわけでもない。
甲子園で勝てない場合は、采配も含めて様々な観点から冷静に見る必要があるだろう。
いずれにしても3年目に突入した平田監督。
更なる改革を推し進め、この2年間の意義と反省を充分に生かして前に進んでほしい。
ファンが出来ることは温かく見守ることだけだ。