智弁ヲタになって20年以上経つけど、確かに上を見据えた育成っていう観点に絞って見たら
高嶋さんは評価する点ってほとんどないと思うよ。
1つだけ挙げれば高3になった時点でまだプロか大学か迷ってた岡田に強くプロ押ししたことくらいかな?
(岡田が大学に行くとあの体で入学即酷使で潰れるか、生意気だから先輩にシメられるかだろうから)
西川も潰れるか否かはほとんど運だったところもある。

技術指導を極力やらないってのについては、奈良智弁時代や智弁和歌山黎明期には熱心に教えてたらしいのと
技術指導に長けた三宅さんにもギリギリまで手を出させなかったらしいんで、たぶん信念があったんやろね。
金属打ちとか智弁打法とかかつて言われてたのだって、別に高嶋さんがそう教え込んだからそうなったんじゃなくて、
ほとんど教えてくれなくて、でも結果は残せと圧力はかかるわけだから、自分で試行錯誤するなり結果出してる先輩を真似るしかなかったりで、
練習量はしごく豊富なわけだから、一度ついた悪癖もより強固に染み付いて直らなくなる。

体力強化についても当時は器具は極力使わず古典的な筋トレに頼っていたわけだから、
必要な部分を鍛えるには効率が悪く、逆に不要な部分にも筋肉がついていくから、野球選手というより自衛隊員に近い体になっていく。
当時の(他の強豪校選手と比べたときの)智弁選手の体つきの悪さは覚えてる人多いと思う。