野球が大好きな方で高校野球の指導者を目指したいと思う方も多いと思います。
一方で、実際に高校野球の監督ってどのような条件・資格が必要なのかは意外と知られていないのでは無いでしょうか。
そこで、高校野球の監督について調べてみました。

Q1:高校野球の監督をやる魅力は何ですか?

A1:選手が未成年であり未熟であることです。非常に育てがいがあります。

若者たちを鍛え、勝利に導くのは監督の手腕が頼りです
高校野球には技術的にはトップレベルの天才たちが集まるプロ野球とは別の魅力があります
プロ野球の世界を経験しているOBたちは、そうした思いで高校野球を見ているはずです。

・・・「俺なら、西谷監督率いる大阪桐蔭を倒せるチームが作れる」と。


Q2:監督になるための条件や資格は?
A2:
特にありません。野球経験も必要ありませんし、もちろん、性別も問われません。

実際には教員免許を持っている方が多いですが、教員じゃなくてもなれます。
公立は基本的に出ないので教諭や職員の方が監督をするのが殆どです。
私立などの予算に余裕がある場合は知名度の高い指導者を非常勤講師として呼んだりしてます。
基本的には学校サイドに決定する権限があります。

しかし、少し前までは元プロ野球選手が高校野球の指導者になる場合、中学・高校で2年以上の教諭勤務が必要でした。
現在プロ野球選手が高校の指導者になる場合は、プロ・アマ研修を3日間受ければその資格をとれることになっています。
今はその規定も無くなり、プロ・アマの垣根も無くなってきていると言えるかもしれません。
ただし、その場合、結果を出せなければ更迭されるのも早いでしょう。

Q3:年齢制限はあるの?

A3:ありません。

ちなみに、まれに生徒が監督を担っている場合もあります。2016年、あの大阪の超名門PL学園の最晩年は、選手が監督として大会に出場していました。
高専、商専高校などは4年いきますから。高校生が監督をしています。3年で引退して、そのまま監督というケースは全国いたるところであります。
名将と言われる監督は、70代でも指揮を執っている場合もあります。
問題は「部長(責任教師)」は教員資格を持っていないと絶対になれません。部長は引率も兼ねるので必要不可欠な存在です。
ですから、高校野球において部長の方が責任が重いということです。

Q4:課題は?
A4:資格試験や、「監督ライセンス」みたいな制度があればもっと野球もスマートになると思います。