関東や福島県の高校で硬式野球部のボールなど野球用具が大量に盗まれた事件で、埼玉、栃木、福島、茨城、群馬各県警は2日、
水戸市酒門町の無職、大崎晋太朗容疑者(20)と水戸市の土木作業員の男(20)を窃盗と建造物侵入容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は7月28日午後8時10分ごろ〜29日午前7時ごろ、埼玉県久喜市中妻の県立鷲宮高校敷地内にある野球部プレハブ
倉庫に侵入し、金属バット12本とボール120球(約22万円相当)を盗んだとしている。土木作業員の男は当時19歳だった。
発表した埼玉県警捜査3課は2人の認否を明らかにしていない。

 同課によると、鷲宮高校から盗まれた金属バット2本をリサイクルショップに売却したとして、住居不詳で自称とび職の男(19)を
9月10日に盗品等処分あっせん容疑で逮捕。その後の捜査で大崎容疑者らが浮上した。
3人は同じ茨城県内の中学校野球部の同級生だったという。

 同課によると、住居不詳の男と大崎容疑者は7〜8月、茨城県内のリサイクルショップ2店舗に金属バット37本を売却。
また、大崎容疑者と土木作業員の男は7月、インターネットオークションに鷲宮高校の名前入りボールを出品していたという。

 7月以降、5県の公立、私立高校20校でボール約9300球、バット31本、グラブ6個など計約284万円相当が盗まれており、
各県警は関連を調べている。【三股智子、李舜】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171002-00000029-mai-soci

http://www.yomiuri.co.jp/photo/20171002/20171002-OYT1I50012-L.jpg