そんな川原君が創成館のエースとして頭角を現すきっかけとなったのが、前述の波佐見戦の敗戦による一念発起と、
稙田監督から直接握りを習ったというチェンジアップの習得です。
 以前の川原君はストレートとスライダーだけで勝負していたのですが、
新しく覚えたチェンジアップ(90`前後のスローカーブ等)がどうにか制御できるようになり、
はじめて自分のピッチングの組み立てができるようになったのです。