【ありし日のガイ吉少年】
「僕絶対に静高で野球やるんだ!僕ほどの野球好きはいないはず。野球は巨人だ!高校野球は静高だー」
そんな希望を持ちながらガイ吉少年は静岡市内の中学校で黙々と軟式野球に打ち込んだのであった。
しかし野球は好きだが根っからの努力嫌い。
好きな野球には熱中できるが、勉強が大の苦手。

三年生になり顧問の先生に「先生、僕静高に行きたい!大丈夫ですよね?」と尋ねるも「バカか?」と鼻で笑われる始末。
それぐらいガイ吉の野球は下手の横好きであり、勉強もダメダメのポンコツだった

翌年の春が来てガイ吉は失意の中市内のとあるガイ吉が入れる程度の高校の硬式野球部に入った。
チビのガイ吉は二塁手を希望した。
毎日ノックを受けている時、イレギュラーバウドがガイ吉の目を直撃した!
「痛っ!」
目が開けられない。おまけにとめどなく涙が出てくる。
家に帰りお母ちゃんと眼科に直行。
「失明の恐れもあります。とりあえず点眼しながら安静にしていなさい」と親子は脅かされた。
それ以来、硬式野球部にはガイ吉の姿はなかった。