長文スマソ

花咲徳栄の戦いは、良い意味での手作り感、
他の私立、公立高校でも真似出来そうなチームだった。
シーズン2012、13の浦和学院はとても他の学校が真似できないような
雰囲気であったが、必ずしもその完璧性が、甲子園での勝利にアジャストする
わけではないかもしれない事を徳栄ナイン、岩井さんは証明してくれたように思う。
太刀岡君にしても千丸君にしても上背がそんなにあるわけでもないし。
圧倒的、先天的、与えられた奇跡的なフィジカルの強さよりも、
徳栄の野球は、ひたむきな練習による、全国優勝レベルの技量の勝利だったように思う。
まだ一度も夏の優勝が無い県にありがちな準決勝、決勝戦での、
緊張からくる守備のエラーも、日々の練習の成果でカバー、
勝利への執念で喰らいつく守備、打撃、走塁、投球。

やはり一回でも優勝すると強いな。
この優勝の価値は埼玉県勢にとって向こう100年近くは有効になろう。
これからは、存分に闘争心を剥き出しにするピッチャーの育成や、
勢いのある攻め、盗塁は技術の他に勢いが大事だが、
一度も優勝が無い県だと、自分がもし盗塁をして、失敗したら、
そのせいで、チームが負ける、などと邪念や、自信の無さが生まれてしまい、
そのせいで盗塁の成功率が下がってしまう、(監督さんサイドからしても、
どちらかと言うと、まだ一度も優勝した事がない県の
代表校の監督さんは、ここ一番という時に、あまり盗塁のサインを出すのも
ためらう事かと思う)
だが一度でも優勝したことにより、
攻め方の幅が生まれる。
事実、群馬の桐一が優勝した後の群馬勢の盗塁を使用した攻めの
発展具合が目覚ましい、それも一度でも優勝をしたことがある県の代表として、
甲子園に出場しているからこそ、「勢い」(つまり失敗しても自分たちには選手権優勝があるので、
下手な話、また来年からでもOKと言う安心感みたいなもの)を使った攻めができる。
つまるところ、色々な攻め方が可能になる、選手権制覇した事による心の余裕みたいなものも生まれ、
より土壇場の場面や、接戦の状況でも焦らなくなる。
来年からの甲子園では、思う存分走りまわって、振り回す攻撃なども実践してみてください。
特に公立勢の復活にも期待したい。

南部勢が頑張って浦学の対抗馬になってくれれば。
大宮工業、大宮東、所沢商業、朝霞、南稜、川口。

徳栄選手、埼玉県の高校球児の進路。
最近は社会人チームの観戦が楽しいね。
プロに行けない場合でも健大の柘植君みたいに、埼玉だとHONDA鈴鹿あたりにでも
入ってくれれば良いな。公立だと、坂戸西がパイプラインあるのかな。
あとは岐阜の西濃運輸や日通あたりか。
硬式野球をやっていてあれですが、最近は動画でも
話題の軟式野球も熱いですね。

燃えろ埼玉球児!