11月26日、横浜市内のホテルで、横浜高校(神奈川)野球部長、コーチを歴任した
小倉清一郎氏(73)の「育成功労賞」を祝う会が行われた。
小倉氏は、横浜、横浜商(神奈川)、東海大第一(現東海大静岡翔洋)で
約40年間高校野球に尽力。
特に、横浜では前監督の渡辺元智氏(73)の右腕として、
緻密な「横浜野球」を全国に知らしめ、甲子園をわかせた。
一線を退いた後は、データを集約した「小倉ノート」を出版。

祝賀会では、小倉氏のこんな功績も語られた。
今秋の明治神宮大会で37年ぶり2度目の優勝を飾った
日体大・古城隆利監督(48)は
「指導について相談した後、小倉ノートの原本のようなものが送られてきました。
それを書き写すことから始めました。
この秋、37年ぶりに優勝してはじめて『よくやった』と言ってもらえました」。
柔和な古城監督の言葉が熱を帯びていた。