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われわれは当時、何十人という地球人がUFO現象に興味を持っていたことを知っていた。
1943年から78年までの期間にわたって、超空間に大きな折れ目が生じたおかげで、われわれは地球のような他の惑星系の文明と接触することができた。
とはいえ地球外生命体の侵入は、地球の専門家が考えているよりは、現実にはずっと数少ないものである。
宇宙船は、進んだ文明を有する様々な惑星から地球にやって来た。
ごく稀な場合を除いては、われわれは相手のことは知らなかったし、お互いの使命には干渉しないという原則に立って行動してきた。
地球の種々の大陸に探検隊を常駐させていたのは、われわれを含めて三つの文明だけである。
ただし地球から九六光年の距離にある惑星から来た第四の種族は、他の種族全部合わせた回数よりも、もっと頻繁に地球を訪問していた。
この種族は小柄で頭蓋骨が比較的大きく陥没しており、両腕は萎縮していた。
彼らが地球人になりすますことは、その容姿からしてできない相談であった。
彼らは一九四八年に(われわれの第一次探検隊より前に)地球に到着し、海中の小さな基地に定住した。
そして地球人の男女を何人も誘拐し、外傷を残すことなくその身体を分析したのである。
数年も経つと好奇心は満たされたので、彼らは帰還した。
だが彼らの行動が大部分のUF0観測のべ-スとなったのは間違いない。
他の二つの集団は、姿形が地球人に良く似ていることを奇貨として、あなたがたの間に紛れ込む方法を選んだ。
彼らの目ざすところはわれわれと同様であったが、その戦略は異なっていた。
だが彼らは徹底して沈黙を守り、あなたがたに気づかれるようなことは、一度もなかった。
彼らの宇宙船は何度か探知されている。
彼らはアメリカとソ連に基地を造った。
一方の種族は、地球から一七四光年の惑星から、一九六二年にアンゴラに到来した。
そして一九六九年からは、アメリカ、ソ連、インド連邦で地球人の中に紛れ込んだのである。
ただ彼らは、あなたがたとの接触を一切避けた。