飛鳥〜平安時代頃、日本には各地域の方言の外に「宮廷語」があった。
『万葉集』『記紀』はこの「宮廷語」によって書かれ、
作者は漢字を自在にあやつることができる宮廷の知識層、朝廷にかかわって働くエリートであった。
それでは、大和朝廷で働いていた人たちは、どこを根城にして暮らしていただろうか。
彼らの生活の本拠地は「飛鳥」であった。
『続日本記』『姓氏録』によれば、「飛鳥地方の住民の80〜90%は朝鮮人であった」と言われている。
飛鳥地方を中心に活躍していた聖徳太子は蘇我氏(朝鮮人 当時の実質天皇)の一族で、妻は蘇我氏の人である。
日本で最初に建てられた寺院「飛鳥寺」は蘇我氏の氏寺である。